ONE OUTS -ワンナウツ-
一塁を守る渡久地にスライディング攻撃を仕掛けるが、渡久地はこれを見抜いてかわす。マウンドに上がった渡久地に、今度は打者の川端がエメリーボール(傷をつけて回転をかける反則球)だと難癖をつける。これは事前に一塁コーチが渡久地のポケットに紙やすり…
ウィリアムスを軽々と攻略した渡久地だが、彩川には42億の負債をチャラにする最後の秘策が残っていた。ワンナウツ契約の条項に基づき、渡久地を故障させて1試合5億円の違約金を取ろうと目論んだのだ。 こういう、選手一人を狙うネタというのは野球モノにはつ…
盗聴がバレていることに気付かない城丘(弟)は内容を鵜呑みにするが、実際はリカオンズはスライドサインによって監督のサインを無視する形になっており、うまい攻めになる。しかし、藤田の不用意な発言からスライドサインがバレてしまい、2点差を残してブルー…
サインが盗聴されていることはわかったものの、盗聴器がどこにあるのか見当がつかない渡久地たち。おそらく監督の近くにあるのだろうとはわかりつつも、監督を動かしても盗聴され続けることから、さすがに渡久地にも焦りが見える。しかし、ふとしたきっかけ…
背番号をもとにサインパターンを変更することにしたリカオンズ。しかし、サインパターンは読まれ6点を先制される。繰り返しパターンを変更することで何とかしようとするが、なぜか完全に読まれ続けるサイン。ブルーマーズはベンチを盗聴していたのだ。 実際…
サイン盗みを抑えた東亜の次の策はサインを1つずつずらすこと。盗んでいるサインとは違う行動が必ず出るわけでブルーマーズは片っ端から裏をかかれているが、出口は期せずして役に立っていたらしい。忠実ではないが、東亜のいいアシだな。
ヤミ信号が光で送られていないのなら音だ、ということでレフトスタンドの太鼓が信号源でした。でも、たいがいの応援団って鳴り物そろえてるから、一人だけ別のテンポで太鼓たたいてるのは無理なのではないだろうか。そもそも、ビジター応援団の一群をスパイ…
球種がストレートしかないのでサイン交換をしない東亜から打つことは難しいが、打者に出されているサインは見えるからリカオンズの攻撃は筒抜け。5点差は十分セーフティリードのはずなのだが、その考えが甘いんだな。サインが盗まれているとわかれば対策する…
ブルーマーズにしてやられたリカオンズ。直球を狙い定めてくるロドリゴも怖いがとても打てないようなナックルを投げてくるウイリアムスこそが難敵。ということで、東亜による種明かし。不正投球を高見相手にはやらないのにリカオンズ相手にやられているとい…
今度の相手は一見手堅い野球をしているようながら実はイカサマを使っている神戸ブルーマーズ。ホームでの勝率が8割、ビジターでは5割以下でその理由をみんなはブルーマーズのホームスタジアムだけが天然芝だからと考えてるけれど、それはどう考えてもスパイ…
渡久地に煽られて勝利を目指す三原監督。バカ呼ばわりされてはいたけれど、そりゃ監督としてはやっぱり勝ちたいよね。 打撃がダメなことを見抜かれ、さらにホームスチールさえ防がれたジョンソン。もともとその足だけを期待されていた選手だけにこれは致命傷…
ジョンソンの足を封じるための渡久地の秘策・9人内野。作戦自体は思いつくことでも、絶対に外野に球を飛ばされることはあり得ないという確信があるからこそできるんだよなぁ。
ジョンソンの前にランナーを置き盗塁を封じるというのは誰でも思いつくところ。出口が2塁ランナーを3塁で刺さなかった判断はジョンソンにホームスチールされる危険に比べればマシだろうか。長打を打たれるとアレだが……。
ジョンソンのホームスチールで初失点するが、きっちりジョンソン封じを考え出すあたりはさすが渡久地東亜。
元陸上選手を代走で使うという発想は読売の飯島秀雄という前例があるけれど、このジョンソンはそれ以上に化け物じみた選手として描かれているみたい。渡久地がホームに投げて出口がタッチするよりジョンソンが三塁からホームスチールする方が早いから100%成…
バガブーズですら監督を入れ替えて上位を狙うのに、プライドの高い彩川オーナーはリカオンズが万年最下位でもいいのか。小島人気で動員はあるし、勝ってないから選手の年俸は上げなくてもいいし、という考えなんだろうか。
彩川オーナーが主催者に働きかけたおかげでノーゲームに持ち込むという策は使えなくなり万事休すかと思われたが、さらに奥の手の「没収試合」があったか。渡久地からしてみれば自責点16を背負った試合だったが、逆に27アウトを取って完封した扱い、しかも20…
渡久地の狙いが時間稼ぎだと気付いて以降の反則だらけはもう笑った笑った。実際にプロ野球でこんな様子だったら、中継を見ている人間は面白くてたまらんけれど、球場は怒号の雨あられだろうな。マリナーズの敵は身中にあり。吉良の普段から溜まっていた不満…
3連投の2試合目と3試合目。2試合目では高見による揺さぶりもなんのその、小島の一発で試合を決めた。賭け野球では走らないからスタミナは未知数だったが、これぐらいは平気でこなすんだな。 そして問題の3試合目。ワンナウツ契約のレートを20倍にしてボカス…
カーブやフォークという変化球は持っていない渡久地だけれど、低回転ストレートをうまく使ってきりきり舞いさせた後は高回転ストレートでトドメ。前年のリーディングヒッターを投球術のみで抑えるというのはとんでもない話だな。
オーナーたちはこうやって自分たちがいつまでも優位に立っていると勘違いして渡久地に踊らされていくんだろうけれど、こんな契約を結んでくる時点で一般常識が通用しない相手だと認識しておかないと。この試合は吉田が裏切ったから負けたと言い訳できるけれ…
わざと挑発的な言葉で煽ってナインの士気を高める、というのは少年マンガの王道パターンだな。東亜のキャラクターを熱血型ではなく不真面目な態度しか見せないヤツとしてずっと描いているから、その効果はより強まる。 プロ野球選手が守備から外されてファー…
1アウトで500万円増、1失点で5000万円減。防御率2.7でようやくトントンの契約であることを考えるとオーナーが即決するのも当然。失点する可能性を考えればひたすら先発で使っていくのがよさそうに思えるが、しかしそれだとアウト数も増えて払う金額も増える……
東亜と児島の対決はプロのプライドにこだわった児島の敗北。周囲から見ていればわかることでも、勝負の渦中に入ると頭がカーッとなってわからなくなることはある。でも、この駆け引きこそが東亜の力なのだから、児島の修行が報われるとは思えず。
妙にナレーションが多い作品だが、筋はなかなか面白げ。アストロ球団みたいな超人野球ではないんだろうな?「あなたにリアルドライブ」の沖佳苗って可愛かったんだな……。(このときはまだ、沖佳苗がプリキュアになるとは思いもしなかった)