「黒の騎士団ともあろうものが2度も北海道攻めに失敗したとかどういうこと?」「そもそもレジスタンスにそんなぽこぽこ新機体渡せるの?」「アッシュの過去どうなってんの?」「入れ替わりバレないままいけるの?」等々、第一幕部分で視聴者が気になったポイントを次々と解消してくれる第二幕でしたね。はえーよ。
黒の騎士団によるネオブリタニア攻め、第1回の武力行使はコーネリア殿下や藤堂が不参戦だったこともあり失敗、第2回は使者を送ったが全員殺されて失敗、と。シュトゥンペの壁を物理的に攻略することはまず不可能であることが示されたので、基本的にネオブリタニア討伐は内部にいるロゼたちがなんとかすべしと限定された感じですな。「黒の騎士団が全力で攻めたらさすがに勝つだろ」ってなっちゃうし、第1回攻勢にネリ様ら不在だったところからみるに、北海道みたいな小さな領土にかまけてる状態でもないんでしょう。
第4話・第5話はダモクレス&フレイヤ攻略戦。サッポロゲットーに撃ち込まれればどれだけの犠牲が出るやらというところで、自ら北海道に赴いたニーナの持ち込んだ改良版エリミネーターが役立つわけですが、いかに改良されたとはいえゲイボルグするのはアッシュの技量が必要なんでしょうな。きっちりフレイヤによる被害を0に押さえ込むスーパープレイ。ディボックくんが「第4陣がダモクレスに設置した3つの爆弾のうち東見設置分だけ蹴り落として残り2つをそのままにしていた」とかいう舐めプした影響はでかい。
第6話はアバンでダモクレス処理終えて、またも喫茶店回と見せかけてアッシュの過去に言及していく重要回。ナラさんの位置づけが難しいところだが、ノーランドに心酔しているとかではないようだ。一方でクリストフがとうとうギアスの秘密に到達、このあたりはロゼがギアスかかった奴らを放置していたので時間の問題ではあった。しかし、まさか確実に死んだかと思っていたアーノルドが復帰してくるとはねえ。ジェレミアの前例はあるが、さすがに味方寝返りまではなさげ。劇中だけだとアーノルドくんとわかりにくいが、エンドクレジット記載とパンフレット情報で確定。あの後ろ姿だと女性キャラかと誤解するよね。残念、それはアーノルドのケツだ。そして最後の最後に、これまで目立つ動きのなかったネオブリのイケオジがサクラが影武者であることに気付いて、1カ月後へ。強い引きだ。
さてさて、クリストフの狙いは「ギアスを人の手で作り出すこと」のようなのだが、ノーランドの狙いは不明のまま。ネオ・ブリタニア帝国陣営も一枚岩ではなさそうで、キャサリンはノーランド信者っぽいがナラやヴァルターはそうでもない雰囲気が出ている。一方で、アッシュとナラの会話から、ロゼは「アッシュが重護を殺したわけではないのかもしれない」と知ったので、これまでのようにストレートに「最後は殺してやる」とはいかなさそうなところでもある。
次回、確実な線は「アーノルドとアッシュの再戦がある」ぐらいで、他はあんまり読めない。第6話ラストがアーノルドなので、第7話にその流れが欲しいですけどねー。
一方、公開されている第三幕ビジュアルはサクラ&キャサリン&ノーランドとKMF。キャサリンは今回、ヴァルターに皇帝警護役を代わってもらったことで、ヴァルターがサクラとサクヤの入れ替わりに気付く重要な役割を果たしたけれど、本人の本筋への絡みは少なくて、どう動いていくか読めないキャラクター。これ、「非常に戦闘に長け、『強い人が好き』という信念を持つ」の『強い人』はネオ・ブリタニア陣営じゃなくてもOKなんだろうか。腕のタトゥーから元「黒のキング」なことがほぼ確定なのでアッシュとは面識あるはずだが、アッシュがノーランドに勝ったらどうすんの?
第三幕公開、はよ……。