ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

SING/シング(2016、SING)

 経営に行き詰まっている劇場の主バスター・ムーンは、劇場の目玉として歌のオーディションを開催する。ところが、賞金は1000ドルにする予定が、事務員のミス・クローリーのミスで10万ドルと印刷されたチラシがばらまかれてしまい、街中から多くの動物が集まることに。ようやく間違いに気付いたバスターは、友人であるエディの祖母で大女優ナナの助けを仰ぐのだが、ナナの前で行われたリハーサル当日、床とホリゾントを水槽にするという大工事がたたり、劇場は崩壊してしまう。
 「ラ・ラ・ランド」「モアナ」と歌映画が続く中での公開だったが、これも良質な歌映画。字幕版を見た後、思わず吹替版も見に行ったぐらい。
 主役はマシュー・マコノヒー、ほんとファスベンダーが微妙映画ばかりなのにマコノヒーは当たり引くなぁと思う。吹替版は宣伝担当がトレンディエンジェル斎藤、主演が内村光良というあたりで「またタレントの知名度キャスティングか」とダメ映画感を醸し出しているが、実際のところ、演じるグンター役にはわりとハマってる。ゾウのミーナ役・MISIAと、ゴリラのジョニー役・スキマスイッチ大橋は日常演技はさすがにきっついけど歌キャストだと思って流すべき。少なくともミーナの歌はめちゃくちゃ上手い必要があって、MISIAはそれに応えている。歌の内容的に水樹奈々でも無理だっただろうし(別の役で出てる)、それ以下の声優ではお話にならないところ。