2009年公開の「アバター」、2022年公開の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」に続くシリーズ3作目。
サリー一家のもとに、かつてエイワに見捨てられたという思いを抱くヴァランに率いられたアッシュ族がクオリッチ大佐と手を組んで現れた。ジェイクはみたび伝説の戦士「トルーク・マクト」として立ち上がり、クオリッチとの戦いに挑む。
1作目が森の部族・オマティカヤ族中心、2作目が海の部族・メトカイナ族中心だったので、3作目は空の部族か、いやすでに空戦やってるしな……と思ったら、ヴィラン側かー。味方でも他部族来てたけれど、オマティカヤやメトカイナと似たような暮らしをしてそうな部族だったので、大きく違うのはアッシュ族だけだった。そういう点でも、前2作と大きく差別化できていたとはあまり感じられない。絵面もわりと似てしまった感じ。
正直、2作目の時点で感じた「特別な映画ではなくなった」感は引き続きあるのだが、惑星パンドラの暮らしをわりと丁寧に描いてくれているので、ぼんやりと「これならナヴィ各部族は暮らしていけてそう」という納得感がある。絵空事なのに地に足が着いてる部分があるので嫌いになれないというか、そういう部分はむしろ好き。
一方でジェイク奪還のために単身乗り込んできたネイティリと、トゥルクン虐殺を見てRDAの方針についていけなくなった海洋生物学者と、クオリッチのドッグタグを使って脱出に成功したスパイダーと、3人がそれぞれ示し合わせたわけでもないのに歯車がかみ合ってジェイク救出につながる組み立ては、もう狂おしいほどに好き。……ほぼほぼ好きでは?
あっ、ジェイクも嫌いじゃないのだが、なんかもう不死身化している感じがあって、そのあたりにスパイダーへの親子の情に悩んだりするクオリッチの方に魅力を感じてしまう。正直、前回生き残ったので「またかよ」ではあるのだが、これでジェイクの前にクオリッチが立ちはだかってこなかったら面白くないところまで来ている。今回のも生き残ってて欲しい。ぽっと出のヴィランごときで「不死身のジェイク」を倒せるわけがない。