ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語 (2012)

 総集編前編だから、まぁ、多少はね。アタマからさやか魔女墜ち(第8話)までなので、当然ながらマミさんはマミられるし、上条くんは仁美に寝取られる。虚淵玄が「総集編だって聞いてたのに新規作画ばっかりじゃないスか!」って驚いた話をパンフレットに書いているけれど、たしかにその点は驚いた。学校とか別物だし(放送時のものにBDで修正が加わったがそれをさらに修正している)、マミさんの部屋も豪華だし、イヌカレー空間はとんでもないことになってるし。
 でも、逆に言ってしまえばそこまで。たとえばボンズ制作アニメのアクションシーンは劇場版だとさらにヌルヌル動いて気持ち悪いレベルになるし、空の境界とか「ufotableはアホなの?」ってぐらい力入れてるわけで、シャフトだって頑張ってないとは言わないけれど、いうてもあの絵ですから、わざわざ映画館のスクリーンに大写しにして喜ぶようなものでもなく。バカにしているのではなく、テレビの大きさに合った作品だったと思うのね。音響面はさすがに映画館、迫力満点でしたが、そのために2時間20分拘束はきっついです。
 ま、すべては後編への壮大なフリで、さらにいえば完全新作の3本目の映画のためなので、お布施です。シャフトさんありがとう、どうか、ひだまりスケッチを富士山にしないようにしてください。