ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

映画 紙兎ロペ つか、夏休みラスイチってマジっすか!? (2012)

 @TOHOシネマズ梅田 シアター5。人の数が増えるとこのシアターはどうにもならんな。パンフレットが900円とは、ずいぶんと強気じゃないですか。
 つかロペが映画とかマジっすか!?って話ですが、なんとなく幕間上映で何度も見ていたし、来てしまった。「まぁ、TOHOシネマズデーで1000円だからいっか……」ぐらいに思っていたけれど、これが大穴。クッソワロタ。幕間上映のときよりも格段に笑えるポイントが増えていて、劇場も沸いていた。小ネタ仕込みまくりなので、画面中に出てくる張り紙とかが全部気になる。シャフトの黒板ネタみたいなものだけれど、あちらが一時停止前提みたいな早さで切り替わるのに対して、ロペはわりとテンポがゆっくり。それこそ、画面内でアキラ先輩とロペが歩いているだけ(セリフなし)で何秒も使ったりする。でも、その間に観客が「ちょwwwあの看板wwwwww」って気付いて笑いが起こる、みたいなところが何度もあった。
 ゲストの無駄遣いっぷりもいい。アキラの姉ちゃん役が篠田麻里子だったり、怪盗デビルキャッツのボス猫とフラミンゴがバカリズムふかわりょうだったりするけれど、エンドロールで役名振ってないからパンフレット読んでいないと気がつかない。いずれも重要キャラなのでムダではないんだけど、そのアピールしなさ具合がもったいないというか、テキトーなロペっぽくて。
 今年に入って映画館へ見に行った映画の中では一番満足度が高かった。ファミリーは「クレヨンしんちゃん」とか「名探偵コナン」とか行かずに、紙兎ロペを見に行くべき。惜しいのは、夏休みネタなのに5月に上映されてしまう微妙な時期違い感。これ、せめてもう少し暑くなってからだったらアキラ先輩にもっとノっていけたと思う。朝っぱらからプールとか、オール明けの日もあるのにラジオ体操に皆勤してしまうとか、せっかく釣りに来ても1回も竿を振ることなく図書館に撤退するとか。いやいや、そんなことを吹っ飛ばすぐらいに笑えます。映画館でこれだけ笑ったのは「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」以来。他の映画は笑える空気じゃない(静かにしてなきゃマズイ空気)ってのもあるけど。