ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

図書館戦争 革命のつばさ (2012)

 @TOHOシネマズ梅田 シアター3
 当麻蔵人の著作に酷似した原発テロが発生し、検閲を強める良化隊と当麻を守ろうとする図書隊は激しく対立。当麻を原告としてメディア良化法のあり方を問う裁判に発展する。
 図書館戦争といえばかつてのノイタミナらしい女性向けトレンディアニメって感じだったが、その流れは続いていて、盛り上げ方はドラマ的。良い意味で。わりと本編は面白かったのだが、終盤に大阪が舞台になったときのガッカリ感は異常。ロケハンはよくなされていて、町並みも「そうそう、そんな感じ」って楽しめるのだが、それだけに服屋の店員が大阪弁丸出しはありえねーだろとか、カーナビの示すルートがあり得ないとか、考証不足・変な描写が目立ってしまって、劇場の空気も弛緩した。
 ※御堂筋はあの世界でも南向き一方通行なので、中之島あたりからアメリ総領事館に向かおうと思うと北側から回ってくる必要がある。笠原が御堂筋を逆行するのは構わないんだけれど、カーナビが一方通行を逆行するルートを示しちゃうのはダメだろ……。
 でも、ラストとかよかったですよ。堂上と笠原がどうなったのか、後輩が指導教官である郁に対して「堂上教官!」って言うだけのセリフで示したのとか。2人の結婚式シーンも見てみたくはあるけど。
 そういえば、この映画の上映前、「NARUTO」映画最新作の予告が2回も入っていて無駄な時間だと感じた。連続で映画を観ているとき、上映時間が被りそうだと予告編の間に入場できたりして助かることもあるが、そもそも予告抜いた時間で書いておいてくれればそれでスケジューリングするって話だな。正直、映画館の予告編を見て「これ見に行こう!」って思う作品はあんまりないので、もうちょっと減らして欲しい。特に邦画な。海猿とか、どんだけ予告編流されても見に行きませんから。