ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ひぐらしのなく頃に誓 (2009)

 実車映画版ひぐらしの第二弾。「ひぐらしのなく頃に」という物語自体、めぐる輪廻をすべて見てこそ面白いものだけれど、この映画も前作を見ていることは前提となっていた。今回は「罪滅し編」がベースになっており、詩音と葛西がいないこと、およびオチをのぞけばアニメと同じ展開。安心して見ていられたと言えば嘘ではない。圭一が序盤から魅音の持つマジックペンを見て、前世(鬼隠し編)の記憶をフラッシュバックさせるのはわかりやすい安心構成。
 オチは屋根の上での鉈装備レナvsバット装備圭一というものだが、狙撃が成功してレナが運ばれていくのは決してハッピーエンドではないな。しかも、有毒ガスで圭一以外全員死亡とは原作準拠か。続編、やっぱり作るのかなぁ。
 どうやら監督は雛見沢症候群の首をかきむしる描写が好きなようで、執拗にレナが首をかきむしりぐちゃりぐちゃりとイヤな音を立ててくれるのだが、個人的にはそういう表現が好きではないためストーリーの善し悪しよりもそこが引っかかった。傷口に沸くウジ虫も見たいものではなかったな。
 予告編CMにあった、レナ(?)の瞳孔がネコのように縦になってるシーンはなかった気がする。本当はどこで使われる予定だったんだろう。
 ちなみに、大石刑事が杉本哲太から大杉漣に変更。14歳上で、ベテランの食えない刑事感が強くなってイイ。
 追記:富竹役は前作から引き続き谷口賢志。鑑賞当時は気付かなかったが、「救急戦隊ゴーゴーファイブ」ゴーゴーブルー。2016年には「仮面ライダーアマゾンズ」鷹山仁を演じるわけですな。