ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

東のエデン 劇場版I The King of Eden(2009)

 ミサイル撃墜事件のあと、再び記憶を失った滝沢はどこかへ姿を消した。咲たちは警察の事情聴取から解放されたあと、滝沢を探すため「東のエデン」を会社化していた。咲は滝沢が携帯と共に残したメッセージ「君と旅した場所で待ってます」という言葉を頼りに何度もワシントンD.Cを訪れどうしても滝沢を見つけることができなかったが、ふと思い当たったところから訪れたニューヨークで滝沢と再会する。滝沢は今は飯沼と名乗っており、日本で”ギャフン解散”の江田首相の次を受けた飯沼首相の私生児だという噂が流れていた。
 テレビシリーズで見せたドラマティックな展開は健在で、それこそ5分先の展開が読めないためハラハラドキドキ。ところどころで息抜きもあったが、上映時間82分があっという間だった。終わり方も「ここで!こんなところで続いちゃうのか!」と悔しくなるようなポイントで、絶妙な引き。本来60分+60分で考えられていた劇場版が、82分+90分に膨らんで後編の公開が延びたのも頷ける。
 ただ、最低でも総集編 Air Communication、できればテレビシリーズ全話を見てから行くこと。そうでないと、このキャラクターたちがなぜこんなにもがんばっているのか、そしてあのキャラクターがなぜこんなことになっているのかがわからなかったりする。だが、テレビシリーズを楽しめた人ならば必見の映画です。