ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#09 決着

 彩川オーナーが主催者に働きかけたおかげでノーゲームに持ち込むという策は使えなくなり万事休すかと思われたが、さらに奥の手の「没収試合」があったか。渡久地からしてみれば自責点16を背負った試合だったが、逆に27アウトを取って完封した扱い、しかも20倍レートなんだからオイシイなんてもんじゃない。マリナーズの忌野監督からしても、打者達の記録は消えるが同時に吉良と田代という二人のピッチャーに拭いがたい不信感を持たれたままペナントレースを戦うのはしんどかっただろうし、16-17でも0-9でも負けは負けだからなぁ。
 テレビの前で一喜一憂の彩川オーナーには悪いが、ままならんものですよ。

#08 反則合戦

 渡久地の狙いが時間稼ぎだと気付いて以降の反則だらけはもう笑った笑った。実際にプロ野球でこんな様子だったら、中継を見ている人間は面白くてたまらんけれど、球場は怒号の雨あられだろうな。マリナーズの敵は身中にあり。吉良の普段から溜まっていた不満が全てここで出てしまったな。13勝10敗、防御率3.87は年俸維持ではあってもダウンさせられる成績じゃないよなぁ。
 たとえ試合でどちらが勝とうと、オーナーからしてみれば渡久地に失点16がつけばそれだけでいいんだからそりゃ無理矢理にでも続行させるところだが……。これじゃ野球なんて誰も見なくなるぜ。

#07 Trick&Trap

 3連投の2試合目と3試合目。2試合目では高見による揺さぶりもなんのその、小島の一発で試合を決めた。賭け野球では走らないからスタミナは未知数だったが、これぐらいは平気でこなすんだな。
 そして問題の3試合目。ワンナウツ契約のレートを20倍にしてボカスカ打たれるものだから一体何の策があるのかと思ったら降雨でのノーゲーム狙いか。不成立ならそもそも払う必要がないものな。

#06 低回転ストレート

 カーブやフォークという変化球は持っていない渡久地だけれど、低回転ストレートをうまく使ってきりきり舞いさせた後は高回転ストレートでトドメ。前年のリーディングヒッターを投球術のみで抑えるというのはとんでもない話だな。

#05 希望

 オーナーたちはこうやって自分たちがいつまでも優位に立っていると勘違いして渡久地に踊らされていくんだろうけれど、こんな契約を結んでくる時点で一般常識が通用しない相手だと認識しておかないと。この試合は吉田が裏切ったから負けたと言い訳できるけれど、いつまでも自分をごまかせはせんぜ。

#04 ナインの資格

 わざと挑発的な言葉で煽ってナインの士気を高める、というのは少年マンガの王道パターンだな。東亜のキャラクターを熱血型ではなく不真面目な態度しか見せないヤツとしてずっと描いているから、その効果はより強まる。
 プロ野球選手が守備から外されてファールグラウンドに立たされているのにそのまま試合が進んでいくのはすごいわ。みんな、そこはもっとツッコもうぜ。

#03 ワンナウツ契約

 1アウトで500万円増、1失点で5000万円減。防御率2.7でようやくトントンの契約であることを考えるとオーナーが即決するのも当然。失点する可能性を考えればひたすら先発で使っていくのがよさそうに思えるが、しかしそれだとアウト数も増えて払う金額も増える……と、それなら普通の年俸制の方がよっぽどマシだなこりゃ。
 いきなりオープン戦で完全試合なんてしたらそのあとマークされてしまいそうなもの。だが敢えて完全試合達成することで、大したタマを持っていなくても「パーフェクトピッチャーだから」と相手に思わせる効果もあるか。敵にしたくないわー。

#02 勝負師

 東亜と児島の対決はプロのプライドにこだわった児島の敗北。周囲から見ていればわかることでも、勝負の渦中に入ると頭がカーッとなってわからなくなることはある。でも、この駆け引きこそが東亜の力なのだから、児島の修行が報われるとは思えず。

#01 謎の男

 妙にナレーションが多い作品だが、筋はなかなか面白げ。アストロ球団みたいな超人野球ではないんだろうな?「あなたにリアルドライブ」の沖佳苗って可愛かったんだな……。(このときはまだ、沖佳苗プリキュアになるとは思いもしなかった)