ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

GANTZ:O(2016)

 原作を大阪編入るか入らないかのあたりからまったく読んでいない自分としては非常に新鮮な気持ちで見られたが、それにしたってこのフルCGアニメーションのクオリティの高さには舌を巻いた。セルルックの究極系を目指した「楽園追放」とか、同じくアニメの延長線上にある「蒼き鋼のアルペジオ」「シドニアの騎士」などとは比較の軸線が違うとは思うけれど、実写と見紛うクオリティで、実写ではできないことさらっとやっている。妖怪は、もし実写の中に取り込んでいたら俳優の演じるキャラクターとの差が目立って違和感大きかっただろうし、ガンツロボも実写との融合はかなり難しそう。なにより、ガンツスーツを着た女体のエロさ(胸揺れもだが尻の表現)は、理想のスタイルを表現できるのだから、もう無敵である。わりとばっさばっさ人が死ぬ上に流血も多いが、これも実写でやると到底グロくて見てられなかったであろうものが、不思議と「真っ二つになった人体」でもグロく感じない。
 これはまた、とんでもない作品が出てきてしまったのではないか?ひょっとすると、リアル寄りのフルCGアニメーションなら世界と戦えるのかも、と思える、そんな作品。