ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

プロメテウス (Prometheus、2012)

 交流がなかったはずの古代文明遺跡で共通して見られる「巨人が星を指し示すイメージ」に人類の起源があると考えたエリザベス・ショウ博士らは、地球と同じように太陽があって月を持つ星を見つけ、ウェイランド社のプロジェクトで探査船プロメテウス号に乗り込んで星を目指す。
 字幕版で1度見て、吹替版も鑑賞。この映画をもし映画館に見に行くのであれば絶対に字幕版で観ること。吹替だと主人公のエリザベス・ショウ役の剛力彩芽がぶち壊している。ショウ博士を演じているノオミ・パラスはそんな高い声の女優でもないのに、剛力彩芽はいかにも若い(しかもヘタな)女優声を出しているものだから全く合っていない。もうちょっと落ち着いた女性の声にしてもらえないか。しかし、田村ゆかりの方がノオミ・ラパスより年上と考えると末恐ろしい……ゆかりんスゲェ。なお、サブキャラは深見梨加、てらそままさき、楠大典(ヤネック船長)、藤原啓治(ファイフィールド博士)などしっかりした声優が固めているんだけど。つい先日見た、大島優子(AKB48)が吹替をやった「メリダとおそろしの森」でもそこそこイケてたのに。
 追記:しかし、はてな界隈で感想巡りをしたら評判悪すぎてワロタ。そうですよね、「エイリアン・ゼロ」を「プロメテウス」とかいう無関係っぽい名前で宣伝しまくってるのはイカンよね。わかった上で見に行けばショウ=リプリーと一致させて見られるので、ほぼ麻酔の効いていないような状態で開腹手術したり、閉じた後はホッチキスでバチンととめただけで走り回ったりする超人っぷりを見せられても「リプリーすげー」で済むんだけど。
 あと、デヴィッドが冷酷すぎて引いている人も多い模様。冷酷なのではなくて感情を表情などで表さないだけで、すごく生体兵器には興味があるよねデヴィッド。だからこそ、自分のことをバカにし続け、人間がデヴィッドを作った理由を「作れたから作ったんじゃねーの?」と適当に返したホロウェイ博士に狙いを定め、「どこまでの覚悟があるんですか?」と最終通告を突きつけた上で飲ませちゃう。ヒドイ。やっぱりデヴィッドヒドイ。ロボット三原則なんてありゃしないんだ!
 最初から前後編だと聞いていなければブチキレもののエンディングではあるのだが、あの白目のない巨大ヴォルテモートが大量に出てきてリプリーもといショウ博士と戦うような映画は別に観たくないなぁ……。