ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

太陽の帝国 (Empire of the Sun、1987)

 太平洋戦争時、上海租界にいた少年が両親とはぐれて収容所に入り終戦までを過ごすという話で、小説家の自伝的小説を映画化したもの。この「上海租界」というフレーズからスパイものしか思いつかないのは「閃光のナイトレイド」脳かもしれぬ。実際はストーリーの大半は収容所暮らしの中で主人公のジムが希望を失わずに成長していく様子が描かれている。あくまで原作小説に基づいているためか、日本軍人の描かれ方は極端に厳しいわけではなく、かといって美化しすぎるでもない。演じているのが伊武雅刀ガッツ石松といった知っている日本人俳優だというのも安心感の一つかな。
 でも、2時間30分で、特に山があるわけではないので、だるいといえばだるい。個人的には13歳のクリスチャン・ベールが(弁が立ちすぎて前半鬱陶しいところもあったけれど)かわいくてしょうがなかったですが。