ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

劇場版 空の境界 第七章「殺人考察(後)」 (2009)

 @テアトル梅田 シアター2
 絵コンテ段階では3時間近かったものをどうにか2時間5分(予告編含む)にしたらしい。
 再び発生した連続通り魔殺人事件に式が関係しているのではないかと考える幹也、そんな幹也の前から式が姿を消す。色々と事件のことを調べるうち、幹也はかつて高校で先輩だった白純里緒にたどり着く。
 かつて式に告白しこっぴどく振られた里緒による意趣返しのような話で、荒耶宗蓮によって起源に覚醒し"あちら側"に渡ってしまった里緒が同じく"あちら側"のはずの式を求め、式が"こちら側"に居続ける原因らしい幹也を排除するに至る。たぶん、単純化すれば式をめぐる三角関係で、常に旗色は不鮮明ながらも幹也にべったりしていた式に苛立った里緒が幹也を殺すべく動いてみたら、幹也のそばにいることに幸せを感じていた式の逆鱗に触れて逆に殺されたということだ。里緒に囚われて凌辱を受ける式の放つエロスは、普段すました顔をしているだけに尋常ではなかった。正直、劇場で見ていて恥ずかしくなるレベル。これならパンツじゃないから恥ずかしくないもん!と言いながらパンツで飛び回る魔女アニメを2時間鑑賞してた方が恥ずかしくない。まぁその分、そこから唾液が蒸発していき(式の熱で、らしい)再び立ち上がった式のかっこよさが引き立っているのかもしれないけど。
 幹也はずっと式のことが好きで側にいたいと考えていて、式は式で今まで自覚はしていなかったけれど幹也が側にいてくれることで幸せを感じられるという、長い長いのろけ話だったのさ。ヒーローなら里緒が式に対して攻撃する前に立ちはだかるぐらいのことはして欲しかったけれど、そちらのカタを式がつけてしまうのがこのカップルの関係なんだな。どうぞお幸せに。