ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#13 呪われた罪人の烙印<終>

 点火装置を手に入れた加賀篝は世界をあるべき姿に戻すと語るが、智春はそれを拒否。偶然飛行機に乗っていなかった朱浬らの援軍もあり、加賀篝を追い返すことに成功するが、時の流れの中に戻った飛行機は猛烈な勢いで降下を始めた。
 玲士郎で氷の滑走路を完成させたおかげで飛行機は無事着陸に成功したけれど、その代わりに哀音がすべての力を使い切って消えてしまった……。「演操者の願いを叶えるために副葬処女はその感情をすり減らしていき、感情を失ったときに彼女たちは消滅する」と、能力者の不在化以外の負の面が初めて出てきた。休む直前の操緒の態度がいつもと違ったのはそのせいだったみたい。
 なんだか盛り上がった最終回だったけれど、加賀篝を倒したわけでもなく、哀音が消えてただ悲しいだけの終わり。しかも、そこまで哀音に感情移入もしてないから、ああ、やっぱり消えちゃったんだぐらいの感想しかない。戦わなければ世界は守れない、だが戦えば大事な副葬処女の感情をすり減らすことになる、という狭間でもがき苦しむお話はぜひ見たいんだけれど、この程度のノリで続けられても面白くならなさそうじゃない。1巡目の世界と2巡目の世界のお話が残っているので、そのあたりが絡んで第2期では面白くなることを願う。