かつてテレビアニメが中途半端なところで終わってしまった「はいからさんが通る」を、大和和紀の画業50周年に合わせて再度アニメ化。今度は劇場版前後編でラストまでやるとのことだが、テレビアニメが全42話(1話20分換算で14時間)打ち切りで少尉の帰国までだというのに、わずか4時間ほどでなんとかできるのだろうか？という不安はないでもない。キービジュアルで描かれた紅緒も、なにやら原作ともアニメとも違って、そこにも不安。
……だったのだが、見に行くと満足度は高かった。たくさんカットしている分、話が息もつかせぬスピードで進むので、モヤモヤしているヒマがないからかな。絵も動いてみると違和感はないし、かといって原作ギャグ顔も使われている部分はあるし、なにより旧アニメ主題歌の「はいからさんが通る」がインストながら流れたし。この手の演出、大好き。
少尉がシベリア出兵で行方不明になり、紅緒が少尉を探してロシアへ渡ったところで後編へ。駅でのすれ違いに胸が痛みます。はやくハッピーエンドを見せてクレメンス……。
