ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

翠星のガルガンティア 先行上映イベント #01&#02

 2013年4月からの放送に向けての先行上映イベントで、本編上映後には主人公レド役の石川界人とエイミー役金元寿子によるトークショーつき。
 「虚淵玄がまたなにか書いてるらしい」&4月からは3本あるオリジナルロボットアニメのうちの1本、というだけの知識で行ってみたが……これがクッソ面白いでやがる。空からオーバーテクノロジー持ちの異星人(主人公)が落ちてくるというマクロス的なキッカケと、地球は一度凍って溶けたらしく陸がない海上生活というウォーターワールドみたいな舞台。「海洋大スペクタクルアドベンチャー」ではなくて、異文化コミュニケーション&ロボットものなんだけど、とにかく世界観が面白い。巨大船団に暮らす人々という設定は村田和也監督が持ち込んだらしいけど、これをどう虚淵が咀嚼して、メインのストーリーと絡めたのか、興味深い。ただ舞台を移しただけにはならんと思うので。
 ロボットの強さはちょっと半端ない。レドは地球の(現代並みの)技術が「石器時代」に見えてしまうぐらい技術が進んだ世界から来ているので、乗ってきた人型機動兵器チェインバーには「敵味方を個人レベルで識別し、敵だけを消滅させるビーム」とか搭載されている。そもそも、ガルガンティア船団の技術レベルでは装甲の1枚を剥がすこともできないという、「ブレイク ブレイド」のデルフィング以上のオーパーツ状態。ちなみにチェインバーはただの機動兵器ではなく、パイロットのサポートプログラムも兼ねていてしゃべるというアスラーダみたいなところもあって、「異文化コミュニケーション」らしく通訳みたいなポジションにおさまっている。主人公とヒロインがストレートに言葉を交わせないのって、そこに越えられないモヤモヤがあっていいよね。「思いは同じなのに言葉の壁のせいで」みたいな。