ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#12 Stand by oneself -死者-<終>

 混迷の合宿は最終段階。桜木が死んだことを恨み、恒一が死者だと考える風見は女生徒を2人殺害して恒一に迫るが、赤沢によって防がれて殺されてしまう。その赤沢は鳴こそが死者だと考えてつけ狙うが、落雷によるガラスの飛散を全身に浴びて死亡。風見くんがまさかこんなことになるとは思っても見なかったのだが……もし勅使河原が仕掛けていなかったら。テープのおかげで災厄を止める方法はわかったけれど、それゆえに悲劇が拡大した側面も大きい。赤沢さんの死は、あまりにも美しすぎる。手の記憶は、1年半前に出会ったときの記憶。ほんと、ウソでもいいから覚えてたって言ってあげて。こちらも、赤沢さんは恒一のことだけを考えて動いていた部分があって、恒一の立ち回り次第では生き残っていたよなぁと思うと、惜しい人だった。
 そして、とうとう鳴が特定した死者は、三神玲子。このためにわざわざ声優を1人でっちあげて、事務所に偽ページまで作ってたという念の入れよう。こんなメタ部分でバレてちゃしょうがないしね。ここでようやく恒一も1年半前に夜見山に帰ってきていた記憶は玲子の葬式だったと思い出して、「さようなら、おかあさん」。母を早くに亡くした恒一を慈しみ、まるで息子のように接してきた玲子さん、そんな玲子さんを母親かのように慕っていた恒一。そんな人にとどめを刺したなんて記憶、忘れてしまった方が辛くないんじゃない?
 あと、管理人さん夫妻は高林くんの母方の祖父母で、高林くんが死んでから精神が不調だったとのこと。災厄の犠牲者だったというわけです。