ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

劇場版魔法先生ネギま!ANIME FINAL (2011)

 @T・JOY京都 シアター5
 Twitterを見ていると赤松健自身も「うーん」という思っている節があるようだけれど、これ、同時上映じゃなかったら「金返せ」直前レベル。そりゃ色も塗れていない「ガンドレス」にまでは至っていないけれど、事前にどこが破綻しているかとか詳しく調べずに行ってもダメな部分が見つけられたぐらい。
1.開始直後散る花びらが軽く処理落ち(カタついて一瞬飛ぶ)
2.開始直後、ネギの会話シーンの口パクがほとんど合ってない。後半などじっくり見ると結構合っていて、とにかくこの最初がひどい。
3.龍宮真名vs長瀬楓の開戦直後、古菲がネギに殴りかかった瞬間に唐突な場面転換。転換自体は演出といえるが、このあと戦いの流れで古菲は一切描かれていない
4.真名vs楓の決着はネギの乱入と軽い覚醒で終わるが、決着の瞬間自体は描かれず突然時間が夜に飛んだうえになぜか湖沿いに移動している。戦った姿の描かれていない古菲の服がなぜかボロボロ。(戦闘の妙なバンクも目に付く)
中盤は特にこれといったツッコミどころはないが、お風呂シーンになると急激にキャラクターの見分けが付かなくなる。
5.ラストバトル、回る巨大魔方陣が処理落ちでカクカク
6.ラストバトルの一撃、本来は杖から強力なエネルギー的なものが出なくてはいけないのに白い光がぴかー
7.バトル後、火星が爆発したかのようなシーンのあと1分以上にわたってスクリーンが真っ白な音だけアニメ
 絵がお粗末ならストーリーもお粗末。「わはは、シャフト/パストラルがまたやりおった」と指さして笑う以外に何をしたらいいの?総作画監督2人、作画監督18人、作画監督補5人、ですか?これまで、数が多いのはそれだけ大事な作品ということなのだなぁと思ってたりしたけれど、むしろ逆で、何人いても足りなかったのね。いい加減、「DVDで修正できていればOKでしょ」という発想は捨てた方が。