ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#03 サイクリング同好会「ソレイユ」

 「私」は数あるサークルの中からサイクリング同好会「ソレイユ」を選んだ。しかし同好会とは名ばかりのガチ自転車部で、体力のない「私」が活躍することは不可能だった。せめて自転車だけでもパワーアップさせたいと考えた「私」は必死でバイトしてお金を貯め、最強マシンを組み上げた。そんなマシンをちょっと目を離した隙に自転車整理軍によって没収されてしまった「私」は、かつて乗っていたママチャリで「しまなみ杯」に挑戦するが、もちろん結果は惨敗。とぼとぼと京都へ帰ってくるが、そこで明石さんに、バードマン同好会の作った人力飛行機パイロットにスカウトされる。こんな自分でも役に立てる場所があると感動した「私」は、少しでも飛行機を遠くまで飛ばす体力をつけるため、映画サークルを主催する城ヶ崎先輩のもとで鍛練を重ねた。…が、明石さんたちが求めていた人材は筋肉のないひょろっとした「私」であり、鍛え上げた私はもう用無しなのだった。そんなとき、自転車整理軍が人力飛行機に目をつけた。蹴上のインクラインを舞台に争奪戦が行われた結果、飛行機は船台ごと落ちていく。私はなんとか乗り込んで操縦しようとしたが、飛行機は漕ぐタイプではなく、グライダーだった……。
 何をやってもうまくいかない「私」だが、今回の空回りっぷりは泣ける。ソレイユで小津と出会わなかった(ファーストコンタクトでありワーストコンタクト)のは良かったのだが、その結果小津は「私」と関係のないところで自転車整理軍として暗躍、最後には明石さんに迷惑をかけるハメに。しかし明石さんって何でもできるんだな……なぜ「私」なんかを気にするんだろう。「私」が少しでも明石さんに対して積極的に行動できたのって「キューピッド」での賀茂大橋の一件だけ?だとすれば、「頑張った」と自分を褒めていたのも分かる気がする。