ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

映画 名探偵コナン 天空の難破船(ロストシップ) (2010)

 世界最大の飛行船ベル・ツリーI世号を完成させた鈴木財閥の相談役・鈴木次郎吉は、「東京から大阪へ向かうベル・ツリーI世号の中からビッグジュエル『天空の貴婦人』を盗み出してみよ」という挑戦状を怪盗キッドに叩きつける。これに対してキッドは「大阪上空に到達してから盗み出す」と大胆な答えを返す。飛行船にはキッドの犯行を防ぐべく中森警部が乗り込んだほか、次郎吉の招待を受けた小五郎や蘭、コナン、そしてキッドとの対決を独占取材する取材陣が乗り込んだ。キッドはいつも約束通りに現れるので、大阪までは優雅な空の旅が行われる……はずだったのだが、7日前に国立微生物研究所から殺人ウイルスを盗み出したテロリスト集団「赤いシャムネコ」が飛行船を急襲、船内に爆弾を仕掛けて飛行船を乗っ取ってしまった。
 TOHOシネマズなんばで舞台挨拶付きのものを鑑賞したので、映画の前にコナン役の高山みなみ、蘭役の山崎和佳奈、小五郎役の小山力也によるトークショーが行われた。小山力也はこれがコナン組に加入して初の映画なんだけれど、なんかノリノリで楽しそうな雰囲気を出していた。あと、妙に男性ファンから声援が飛んでいた。さすがは力ちゃん
 飛行船という限定された空間の中で、細菌+テロリストという最悪の状況はなかなか緊迫感が高く、設定だけみるとハリウッド映画みたい。コナン的にはキッドがなぜか蘭と絡んでいる予告編のあのシーンが気になるところだけれど、蘭がキッドを見抜けないわけがないよね…ってことで、コナンもファンも胸をなで下ろす結末になってます。なお、テロが実行されていれば被害は甚大だったはずだが、あくまでブラフで真の狙いは「みんなが逃げて無人になったあとの仏像盗難」なので、事件が解決してから振り返るとわりと平和的なお話という、コナンらしからぬ作品といえる。