ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)(2017)

 今回は思いっきり平次×和葉で、和葉の「恋のライバル」が出てくる以上、その他のキャラクターの出番は控えめに。「純黒の悪夢」で活躍した少年探偵団は完全に脇役に、小五郎&蘭は「純黒」に引き続き出番少なめ&ピンチにもならない。園子にいたっては風邪で寝室から2カットだけの登場。鈴木財閥の財力&阿笠博士の科学力を使えると無敵なので、制約がかかるのはしょうがない。
 ちなみに、和葉の出番が増えるとみやむーが和葉にしっかり入り込めるだけの時間が取れるからか、あるいは見ている側が声に慣れるからか、後半のシンクロ率はとても高く感じた。和葉が去り際に言った「ほなね」とか、ポイント高すぎてもう何も言えない。それだけで100点上げたいレベル(単なる宮村優子ファンの戯れ言)。実際、本作では平次、和葉ともにいつもより声が若く聞こえたので、キャラのテンションに引っ張られるところはあるのかも。
 ゲストは吉岡里帆宮川大輔。コナンのゲスト的には及第点だと思います。
 「純黒」では黒の組織大暴れで水族館の観覧車をヘリで襲撃&爆破とむちゃくちゃやりましたが、今回は黒の組織ですらない一般人がテレビ局を爆破しちゃって、もうとんでもねえテロリストですよ(爆破では死者は出てないとはいえ)。動機と犯行とのバランス悪すぎィ!ここから考えると「東京タワーとか東都水族館とかボロボロにした?まぁ、やりかねないよね」と思える黒の組織の存在はありがたい。
 それにしても名頃先生が「名頃会」を作って「皐月会」に挑んでいた理由が「初恋の人にいいところを見せたかった」からと知ると、その扱われ方があまりにも不憫でならない。皐月さん、3年前に病死してるから何もなく済んでるけど、ひどすぎるやろ……。