ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ドォーモ 大忘年会スペシャル2004

全員集合で今年の企画を振り返る
武内裕之、山本華世中島浩二コンバット満岡本啓高橋徹郎、斉藤ふみ、井上尚美、河本哲平

1〜3月

大分ビンゴやビューティースタジアム(萬田ダイエット企画)、秘湯巡り
ダイエット企画って萬田美子と当時リポーター候補だった小山満利子と二人だった気がするが、小山には触れられず
また、宮脇理恵子(現・浅野理映子)などにもノータッチ
ここで宮脇が去って、今のリポーター二人(河本哲平、井上尚美)が入ったという説明ぐらいあってもいいんじゃないだろうか


ちと調べてみたが、宮脇が去った時も何の説明もなかったらしいことがわかった
どうなんだ、ドォーモ
あと、"ドォーモ新人リポーター候補"は小山満利子、河本哲平と高橋よしえの3名であったことを思い出した
哲平はリポーター合格、小山はビューティースタジアム後フェードアウト、高橋は...どうなったんだったっけか
実は高橋よしえは素人でも何でもなくて、一部では有名なレースクイーンだそうな
http://www.momo-j.net/contents/tarent/01_momo/y_takahashi/
途中までは新人リポーター候補としてぼちぼち出ていたような気がするが、やはりフェードアウトしたんだっけか
で、哲平が合格したあたりから井上尚美が突然"新人リポーター(候補、ではない)"として現れ、馴染んでたんだった
彼女はリポーター以前に出張ドォーモ依頼人として登場していて(そのVTRが使われていた)、その辺の縁もあったのかも


岩淵梢アナについても書いておく
Wikipediaにも書かれている(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E6%B7%B5%E6%A2%A2)が、彼女は2004年春ドォーモリポーターとして現れたはず
で、何時の間にか消えている
あと、秋山アナもだ
さなぎハンターこと秋山仁志アナウンサーは突然「さなぎの国の人事異動」によってドォーモを去ったが、今やKBCのサイトにすら名前がない(参考:http://www.kbc.co.jp/announce/index.html)
で、やっぱりWikiで調べたら今はラジオ製作部なのか(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E4%BB%81%E5%BF%97)
今担当してるのは「森山日出一のラーメン3(さんじょう)」(http://www.kbc.co.jp/radio/ramen3/)
そういうのって、社内の問題かもしれないけど番組内で一言言って欲しかったな
なんか、寂しい番組だぞドォーモ


4〜6月

さなぎちゃんマン岡本の登場
春の体力測定あたりから石丸怪鳥が頻繁に出るように
そうか、秋の前は春にやってたのか
また、庵野秀明監督を招いて萬田美子キューティーハニーを撮ったりしていた

玄界灘寒ブリを釣る

てっきり来年に持ち越しかと思ってた
無事、地元漁師の方々の協力もあって巨大な寒ブリを釣り上げることに成功
その後、師匠の奥さん・井上尚美・萬田美子の3名で調理

7〜9月

なんか、大したこと無い企画ばっかりやってるなぁ
クワガタ捕まえたり、海岸で水着美女(?)漁ったり、街中で激写したり
北海道へナキウサギの声を取りに行ったり
あと、今年もやった夏の家

10〜12月

色々やってたが、やっぱり「三日後の殺意」はすごい
芝居が上手いわけではない(岡本なんてひどいもんだ)けど、話は良かったんじゃないかと



来年もあまり期待せずに見ることにしよう

ドォーモ

日本一のおでん王国 静岡に行くズラ

 昨日からの続きで斉藤ふみとコンバット満静岡おでんを求めてさまよう。青葉おでん街へ行くも、取材日は丁度定休日で開いている店が無く、駅のあたりで聞き込みした際にオススメされた青葉横丁へ行くと店が開いていた。静岡おでんは全て串刺し・汁が黒い・魚粉と青海苔かける、というのが昨日出ていたが、更に味噌だれをつけて食べるらしい。甘めの味付けで、からしと丁度あうとか。なんとか。
 おでんを達成したので、予定通りコンバット満の実家へ。同じ鼻同士ということもあり、斉藤ふみはあっという間に馴染んでる。コンバット満の故郷・金谷町散策では昔通ったという駄菓子屋へ。実家で「羽田満PV」を鑑賞、あんま褒めてもらえてないな。VTRではコンバットが母親に謝ったときのなどがあって、斉藤ふみが(VTR内でも泣いていて)また泣いていた。だが「昔コンバットの彼女を駅まで送った」と親父が言い出して、感動が吹っ飛んだり。

岡本啓、全国デビュー!?

 テレビ朝日系全国ネット番組「旅のココロ」を制作しているのがドォーモスタッフなので、そこに岡本啓が何とか乗っかって全国デビューしようという企画。顔出しはさすがにアウトてことで、ナレーションで……と原稿を渡され困惑しつつもノリノリのオッカーだったが、実際はナレーションはすでに斉藤ふみが抜擢され収録済。要するに「旅のココロ」の番宣コーナーでした、と。

玄界灘寒ブリ釣り

武内裕之&河本哲平、「玄界灘でカジキマグロ釣り」の続編企画っぽい。寒ブリが食べたいが、10kg3万円は出せない、ということで以前の企画の時にも協力してもらった木寺順治さん(師匠)に話を聞くと玄界灘でも寒ブリは釣れるというので自力釣りに挑戦。で、で、来年へ引っ張る模様。

明日は今年最後のドォーモ、出演者勢揃いで大忘年会

ドォーモ

出張ドォーモ

岡本啓が視聴者からの依頼を解決
依頼は「朝刊の投函音がうるさくて起きてしまう」というもの
ガタンと大きな音をたてなくても起きてしまうようなので、ベランダにヘリポートを設置、ラジコンヘリで配達することに
ヘリを提供してくれたのは京商
ラジコンヘリホバリングに1ヶ月、飛行に1年かかるそうだし、オッカーは失敗しまくり焦りまくり
現地へ行って、新聞を積んでみると飛行可能時間は3~4分、ヘリポートの大きさもありかなり難易度の高いミッションの様子
そして、たった一度きりのミッション
ヘリポートのサイズや、風向き、操縦、様々な難条件の中、ヘリポートまで何度も近づいたが、最後にローターが接触、ヘリは落下した

日本一のおでん王国 静岡に行くズラ

斉藤ふみ、コンバット満(静岡出身)
AM6:45博多駅に集合
浜松市がテロップで「浜町市」になってるぞ、静岡県に興味なしか
静岡駅に到着するとコンのテンションが急上昇
昔、駅地下道でビーバップハイスクールのロケがあって、コンもエキストラで出てたとか


静岡おでんとは、粉カツオと青海苔をふりかけて食べるおでんだった
汁抜きでもだしの味が補完されて美味いらしい

ドォーモ

きてます! クリスマスプレゼント:岡本啓、井上尚美

 7位の所で出た男性用下着一角玉袋」は笑うわ。

街角知能テスト:武内裕之、高橋徹郎

 今回は発想力テスト。マッチ棒並べ替えや水を計るやつなので問題を書くことが出来ないが、なかなか面白い。ただ、10リットルと7リットルと5リットルの3つの容器を使って1リットルの水を計る問題の模範解答が水を捨てているのはなんかなぁ。
10(10),7(0),5(0)→10(3),7(7),5(0)→10(3),7(2),5(5)→10(8),7(2),5(0)→10(8),7(0),5(2)→10(1),7(7),5(2)
で、10L容器に1Lの水が残るぞ。

ドォーモ

鍋兄弟 コンバット満&哲平

ラーメン刑事とか、ああいうのの流れを汲んでるのだろうか。なんか哲平にヒゲが…。

店のさなぎちゃん

まず店の前に行って「まだ倒産してないぞ!」から、ってのが泣ける。取材の中では潰れてる店もあったのかねえ。

ドォーモ

天神情報捜査官 担当:井上尚美、萬田美子

現在ドォーモで可能な一番きれいな組み合わせなのに全然活かせていないのはどうなのか。まるで「家政婦は見たで市原悦子が尾行するときみたいな格好って。そもそもドォーモは九州4局ネットなのに福岡に偏りすぎているのが困る。

お店のさなぎちゃん

さなぎちゃんは、大学入りたて・田舎から出てきたところの子がだんだん福岡に順応していくところとかが面白かったが、おっさん達を見てどうせよと。

ドォーモ

・なぞなぞ小僧
 難易度がバラバラだなぁ。
Q1.お客さんがポテトチップスをずっと食べている映画のタイトルは*1
Q2.しないでするものは*2
Q3.そうめんの中に入っている赤いものは*3
Q4.友達が旅行で行ってきた図の場所はどこか[図、「か」が8つ円形に並んでいる]*4
Q5.絶対にヒミツを守ってくれるタレントは*5
Q6.1→1、2→2、3→3、4→5、5→4、のとき、6→?*6
 Q1はすべてのヒントを見てようやくわかったよ…。街頭でなぞなぞを出したときには答えを教えないらしいので、出された側は気になってしょうがないぞ。

・Duomo秘蔵映像
 「三日後の殺意」に大反響。OPでかかっていた曲、矢野真紀の「ボクの空」に対して「あの曲は何だ」ってのが多かったらしい。真夜中の連続テレビ小説「Version Up」(全五話、完全版+メイキング)は、だいぶ前にやったやつのまとめか。
 ある日、高橋が目覚めると水道局の人間(中島)が部屋にいる。不可解に思いながらも煙草に火を付けようとする高橋、すると左手親指に水道の蛇口がついていて、しかも蛇口をひねるとちゃんと水も出る。会社での人間はみな「便利でいい」などと言うが、連続水浸し事件の容疑者候補になってしまう。犯人が誰か特定されないまま、高橋は公園で中島と再会する。中島は水浸し事件はメンテナンス不足の事故で、この蛇口こそが最もクリーンなエネルギー・水力発電であると言う。また、目覚めると中島が居て、次は右手親指にガス栓がついていた。
 演じるみんなが若い。さすが「世にも奇妙な物語」で脚本を担当するまでになったスター高橋。

*1:A1.華氏911:菓子食ういちいち

*2:A2.剣道:竹刀でする

*3:A3.梅:そ「うめ」

*4:A4.香川県:「か」が輪

*5:A5.優香:誰にも「言うか」

*6:A6.4:漢字の画数、「六」は四画

ドォーモ

・きれいなお姉さんの手料理
 かなりどうでもいい。またオッカーが頑張っているが、素はつらい、オヤジだもんな
 月替わりなのでEDが新しいものに。EDが月替わりであることを忘れるぐらい、11月のEDは良かった。耳に慣れてきた頃に変わってしまうのが残念。どうせ2週間もすれば忘れてしまうんだろうけど。

ドォーモ

・勝ち抜き美人バトル
あんま好きではない企画の一つ。ホントに「お、美人だなぁ」って人はまず出てこないし、トークも別段盛り上がりはないし。ナカジーとオッカーはこの企画好きそうだ。
・サタデーナイトフィーバー
天神の土曜の夜リポート、リポーターは岡本啓・斉藤ふみ。警固公園ではすでにクリスマスイルミネーションが灯っているらしい。午後8時頃、子どもの姿がちらほら……。自分の撮った写真をポストカードにして売っている、本業は大道芸人岩田屋前などでパフォーマンスをしていて超有名らしい人も。超有名な大道芸人が道端に座り込んでポストカード売ってるのって、どうなの。

ドォーモ

・マンバット・コン
映画評論家ではなく、映画ヒット予想屋。久々の登場。「Mr.インクレディブル」はもういいや...あとは韓国関係がぼちぼち、邦画は不作。「ターミナル」は気になる、あの空港のセットは野球場6つ分らしい。
・体力測定
去年に引き続いての企画、もちろん石丸怪鳥も登場。斉藤ふみは昨年に引き続き、腕立て伏せ0回で体力年齢50歳。コンバット満はまだまだ衰えを見せず20代の体力(途中で回数を数えられてないのはお約束)。コンは反復横跳びでは53回を記録、体力年齢は18歳。自衛隊時代の体力が甦ってきたか。

ドォーモ

 「さなぎちゃん」:ちゃんマン(岡本啓)になって2期目。正直、やっぱりさなぎハンター(秋山仁志アナ)が懐かしい。オッカーはキャラものに強いが素だとただのオヤジだからな。絵面からすればやはり男性でないとダメなんだろう。でも、さなぎの成長は見てて感動というか感心する。
 そういえば、岩淵梢アナはドォーモ卒業したのか。井上尚美と被るから?

ドォーモ 「三日後の殺意」もう一つの結末

 もしコンバット満(as羽田満)が探偵事務所で牛乳を飲んでいたら。
 岡本社長を呼び出す電話をかけたのは羽田で、羽田は実は全てを知っていて、岡本を呼び出していた。未来新聞も、そのための仕込みだった。
 福岡タワーでの殺人は岡本社長による萬田殺し(狙われたのはおそらく羽田だが、萬田がかばった)。
 三夜連続でやるのではなく、1時間or1時間半でやるならこちらの話の方が面白かったかなと。それにしても、未来新聞で、なぜわざわざ福岡タワーを指定したのか。コンもオッカーも高いとこ苦手なら別に百道浜とかでも良かったのでは。そして、こちらの中では羽田が岡本を呼び出しているが、なぜ羽田は凶器を持っていなかったのか(おとなしく金を渡してもらいたいのなら、やはり逃げにくいタワーより逃げやすい場所を選ぶべきだった)。
 あー、もう一度頭から通して見たい。

ドォーモ

 「三日目の殺意」三日目。ついに今日、全ての謎が解ける。
 話は昨夜の長浜第三パーキング。武内・井上は恐喝犯を殺すためにパーキング屋上に向かうがそこにはすでに三人の人間がいた(これは斉藤、羽田、河本)。武内らが躊躇している間に、彼らは中島専務の刺殺体を発見する。そしてフロッピーを発見するが、それは武内らの耳にも入ることに(ただし、フロッピーの中身は横領の証拠ではなく、萬田秘書が岡本社長の娘であるという調査報告である...)。
 やはり中島殺害は武内らの仕業ではなかった。斉藤達が屋上に行ったのは確か22時で武内らが呼び出された時間の1時間前で、武内らは先に屋上へ行って恐喝犯を殺すつもりだったわけだ。翌朝の新聞に中島殺害の報が掲載され、中島が殺害されたことは全員に周知の事実となる。
 フロッピーの中身はやはり萬田が岡本の娘であるという報告だった。そして、更に「子どもは二卵性双生児であった」と。おいおいおいおい、読みは大当たりですか!?
 ストーリーはここで分岐羽田が1.萬田の手みやげ 2.探偵事務所の牛乳 のどちらに手を付けるかで結末が変化。(結果、萬田の手みやげを食べることに)
萬田の口から衝撃の事実、萬田美子の兄は羽田満だった!羽田はショックで(現場の指示だが)その場から逃げ出し、ひょっとして、このままタワーに逃げるかも(ただ、羽田はこの瞬間まで自分が双子の片割れであることは知らないので、サインではないな)。
 岡本社長のもとへ、呼び出し(2時にどこかへ)の電話が。また、華世会長も誰かへ電話を。こちらは高橋を呼びつけている様子。更に高橋の車によってどこか(やはりタワーだろう)へ移動中。武内・井上は斉藤・萬田の車を発見して尾行。
 タワーへ羽田を追いかけてきた斉藤・萬田。しかし展望室で萬田とはぐれてしまう。そこへ現れる羽田、実は岡本殺害を計画していたのは萬田だった。
萬田の手みやげには下剤が入っており、彼女が斉藤・羽田の足止めを企んだことに羽田が気付いた。結論から言えば、恐喝していたのも、中島専務を殺したのも岡本社長。追いつめられ、萬田を狙う銃口。しかし、その岡本を、羽田が刺し殺してしまう……。
 すげぇぞスター高橋!面白かった!よくぞこの出演者でこんなドラマを作ったもんだ。勝ち抜き美人バトルとか、さなぎちゃんとか、どうも出てくる素人頼みな企画が多いなと思ってたが、やれるじゃないか!
 それにしても、予想は羽田と萬田が双子である以外は外れ。うーん、オッカーだからなー、というのが甘かった。一日目の中州豪遊にやられたか...甘すぎた。ところで、哲平は...?
 「チャレンジ100連発、コンバットスイムで世界記録に挑む」:あったあった、マブチのモーター山ほどつけたりするやつ。
 岡本啓ドッキリ:落とし穴に落とすだけ。躓いて戻って落ちてるけど、見事なリアクションだ。
 鉄塔睡眠:スター高橋がKBC鉄塔(地上60メートル)で寝られるか。あっさり寝てた。ただ、このVTRでなんと渡辺の姿を久々に確認。ドォーモ黒歴史かと思っていたが、今回のはメインがスターだからokだったのかな。できれば倍率ゴルフとかをもう一度見たいものだ。そういえば、村仲ともみ達の頃のも15周年ということで放送されていたし、以前やっていたように水曜日をドォーモ秘蔵館にして昔のVTRを流してはどうだろうか。その分、企画に力を入れて欲しい。
 岡本アポロ計画:ちょっと前に「エスパー伊東ペットボトルロケットで空中浮遊」ってネタが話題になったが(オリジナルは特ホウ王国か)、それのドォーモ版とでも言うべきもの。最初はペットボトルロケットだけ、それに翼がついたり、巨大風船つけたりパワーアップしていく。これを見ていると、あのエスパー伊東のはワイヤーで吊ったな、ってのがよくわかる。ペットボトルロケットだけであの飛距離は出得ない。ちなみに、この企画が面白かったのでドォーモをまともに見るようになった(最初はこんなローカルのバラエティなんて、とバカにしてた)

ドォーモ

 「三日目の殺意」二日目。
 岡本社長は華世会長の浮気に気付いていたが、自分のスキャンダル問題については気付いていない様子。
 中島専務は高橋調査員から情報を得る、萬田秘書はやっぱり岡本社長の娘だった(この時点で明らかになってしまうか)。萬田はこれといって野望は無い様子だが、中島の方はは萬田の母を捨てたことで岡本を恨んでいる。
 やはり武内・井上は横領を行っていた。額は5000万円。これをネタに強請られた武内は相手を殺す気になる。武内達が呼び出された長浜第三パーキング屋上に先に到着する斉藤、羽田、河本。そこにはすでに一台の車が止まっていて中では中島専務が刺殺されていた。彼が遺したのは高橋の調査結果を入れたフロッピーと萬田の写真。
 一般投票では被害者候補No.1を突き進んでいた中島がここで死亡。問題は11/4殺害される人なので、候補は残る7名に。
 では、中島を殺したのは誰か、ということを考えてみる。パーキングに呼び出されていた武内と井上の呼び出し時間は23時、死体発見は22時。何も早く行って殺す必要がない。中島にとって武内らを恐喝するメリットはほとんど無いし、武内らも中島が恐喝犯だとはわからないはず。殺したのは「萬田が社長の娘だと判明すると困る人間」の方のはず。
 では、岡本社長が犯人だろうか。岡本が犯人であるには萬田が自分の娘であるとわかっている必要があるが、どうもそのそぶりは見られない。
 萬田秘書自身が犯人だろうか。萬田は「この会社で普通にやっていければいい」という主旨の発言をしていて、中島は社長の娘であることを暴露しようとしているが、それだけで殺すに至るだろうか。可能性は無くはないが、それほど強い動機になるかどうか。
 この事実を知っているのはあとは華世会長。しかし、社長の失脚を望む会長が同じ目的を持つ中島を殺すとは考えにくい。利害関係の対立が無い。愛人関係の清算からという線はあるが、どちらかが別れようとしていたとは考えにくい。
 よって、中島専務は秘密の暴露を恐れる岡本社長もしくは萬田秘書に殺されたと考えられる。
 さて、11/4に殺されるのは誰だろう。作中で語られているように、武内・井上が加害者となる/返り討ちで被害者になる可能性はままある。この二人は凶器を持ったままだ(中島専務を殺害していた場合は凶器は持っていないことになる)。羽田、河本の二名は斉藤探偵(殺されることはない)との行動が多く、個人行動が少ない。ただ、河本哲平は井上尚美の横領を突き止めた本人であり、彼が武内らに誤解されて殺される可能性はある。華世会長は中島専務殺害を岡本社長がやった、と考えているかもしれない。しかし、愛人を殺されたからという動機で社長殺し、というのはどうもピンと来ない(実際の事件はそんなもんだが、ドラマ的には無いだろう)。今後どう動くかがわからない。まだ社長をどうにかしようとするだろうか。岡本社長は(犯人でなければ)今回の中島専務殺害で最も怯えるべき人間。岡本からすれば、中島が自分を追い落とそうとしていることはうすうす感づいているはず。その人間が消えたのだから喜ぶところだが、自分が手を下していないのに殺されたことには不可解さを覚えるだろう。萬田秘書は中島が何を企んでいたのか、質問から気付いているはず。彼女が平穏を願うならその暴露はあまり有り難いものではないだろう。もし彼女が母を捨てた岡本を恨んでいる場合、殺害にいたる可能性はある。
 よって、11/4に行われる殺人は、萬田秘書による母を捨てた岡本社長殺し、と考える。
 ただ、ポイントは恐喝犯の扱い。中島による陰謀と、この横領・恐喝はまったく別の事柄である。よって、片方が11/4の殺人に結びつき、もう片方は偶然同時進行した事件である可能性がある。
 一応恐喝犯も考えておくと、まず当事者である武内、井上は除外(電話を受けているのも手紙を受けているのも井上だから武内は怪しいっちゃー怪しいが、武内にはそうするメリットがない)。次に、井上が電話を受けたときにそれを見ていた斉藤、河本も除外。残るは岡本、中島、華世、羽田。社長、会長、専務が恐喝して金を取ろうとするだろうか。特に中島専務と華世会長は岡本社長失脚に向けて計画を進めているところ、こんな余計なことをするとは考えにくい。岡本社長は中州で豪遊していたり、金を使いまくってるように見えるが、平社員を恐喝するとは考えにくい。つまり恐喝犯は羽田……。
 そもそも、あの未来新聞は羽田が作ったものだったらどうだろうか。羽田は中途採用だが、それ以前に何をやっていたのかは不明だ。彼は、武内と井上の横領の事実を知って、丸ドモ商事に入社、どうにかしてその金を奪おうと考えた(あるいは、横領の事実を暴露しようとした)、そうして「未来新聞」に至った、というのは。11/2の朝、博多沖で地震があった直後、彼は未来新聞を作った。作中で触れられた記事は博多沖地震、小火騒ぎ、福岡タワーでの殺人事件だ。地震はそのあとで記事を作ればよいし(起こらなければ別の記事でも良いし)、小火は自分で火を付ければよい。そして、その新聞を持って後輩の探偵のもとへ。後輩は見事に横領の事実を掴んだ。
 ただ、これだと11/4の殺人の理由がよくわからない。羽田と萬田は同じ27歳だから、羽田と萬田がどこかで知り合いだった可能性がある。また、深読みすると実は岡本社長の子どもは双子で、萬田と羽田だったとか。だとすると父親への復讐で、11/4に事件を起こすから捕まえてくれというサインとか。