ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

荒野のコトブキ飛行隊 #01 月夜の用心棒(先行上映)

 東京・名古屋・大阪と3都市で行われた先行上映イベント、席が取れたので見てきました。内容については1カ月もすれば見られるので細かいところには触れないでおくとして……水島監督が戦闘機モノをやることになったのは、直接的には「SHIROBAKO」の作中作として「第三飛行少女隊」が出てきたことがきっかけということになるか。これの直後に「次はレシプロ戦闘機ものをやりたいです!」とツイートしている。ここから3年半なので、実際はすでに企画書は出していて、SHIROBAKO作中に第三飛行少女隊が出てきたのは、その試験みたいな部分があったのかもしれないが。


 ともかく、やりたいという作品だけあって、監督がノリノリで作ったことが感じられる痛快な空アニメの完成であった。戦車であれだけこだわれたのだから、戦闘機だって、ということなのか、とにかく音がいい。ハ25(エンジン)の音を再現しているかどうかまではさすがに聞き分ける耳はないのだが、少なくとも、記録映像などで今でも聞くことのできる、第二次世界大戦当時の数々の戦闘機のエンジン音に寄せているし、射撃音の重さもまたいい。そこいらの音響素材を当てはめたのではなく、確実に、できる限りの範囲でやれる音を持ってきていると思う。
 キャストの方々の話から、すでにこの先行上映会時点で、残すは最終話のアフレコのみというところまで制作も進んでいるようで、かの戦車アニメ最終章のような泥縄になることもなさそうで安心。……いや、あれはかの戦車アニメの制作にいろいろ問題があるんだと思うけれど……。