ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦(2012)

 @なんばパークスシネマ シアター10
 仮面ライダーディケイドを首領とした大ショッカーと、ゴーカイレッドを首領とした大ザンギャックが、スーパー戦隊仮面ライダーは共存不可能だとお互いにつぶし合う。ジョーハカセマーベラスを止めようとするが、逆にルカやアイムたちをやられてしまい、危機一髪を仮面ライダーディエンド・海東大樹に救われる。
 要するに「士はボクとの友情を裏切ったんだ!」という海東による逆恨みですよね、ドロドロの愛憎劇。ジョーも、マーベラスを信じつつも裏切られ、その実、やっぱりマーベラスはヒーローのために動いていたことを知って納得できたんだけれど、海東はひねくれているのでそうはいきませんでしたという。士に対する感情が入り乱れすぎて、思わず敵のビッグマシン計画を成功させて、マシンに乗り込んじゃうぐらいだもの。
 中盤、スーパー戦隊仮面ライダーの多くがやられてしまったときにストーリーを引っ張ったのはジョーハカセ、海東、比奈ちゃんの4名。戦隊から2名、ライダーから2名、かつ紅一点を残すとこうなるんだけど、マーベラス×ジョー、士×海東の絡みが多かったので、ハカセのところはアイムを残して欲しかったなぁって、ちょっと残念。
 ネタ的にはドクトルG(鳴滝)が大ショッカー幹部として出てきた時点で「おのれディケイド」って言わせたいんだろうなという雰囲気がプンプンしていたので、期待通りのセリフが出てきて嬉しかった(小並感)。劇場では、全スーパー戦隊とライダーがわらわら出てきたとき、あまりの絵面に笑いが起きてたよ。だって、どう見ても数の暴力じゃないですかアレは。もともと仮面ライダーの幹部は1vs1で負けてる人が多いのに、どうやって複数ライダーに勝つんよ。さすがに今回はオリジナルキャストにできたのは一部だけだったが、仮面ライダーBLACK対シャドームーンは劇場でも「おお」ってどよめいたよ。そしてその後の「やめろ!信彦!」では笑いが。笑うシーンじゃないけど、そのセリフを入れるなら倉田てつをに言わせて欲しかった。
 今回、最新シリーズのゴーバスターズとフォーゼはそれぞれに見所が用意されていたけれど、まさかレッドバスターは仮面ライダーカブトクロックアップを「見える」って言っちゃうとは思わなかった。ライダー最強議論ではクロックアップが最強クラスなのに、ゴーバスターズってそのレベルに達してしまっていいのだろうか。
 しかしこの「大戦」シリーズ、MOVIE大戦からずっと見てきているけれど、もうそろそろ無理がきてないですか。スーパー戦隊仮面ライダーの映画は、最新戦隊&最新ライダー単体同時上映が1本、最新戦隊vs1つ前の戦隊、最新ライダー&1つ前のライダーと年に3本あって、お祭りも続くとただの日常になってしまうというか……プリキュアオールスターズもNewStageに入ってもう無理感がかなりきてるので、それぞれ戦隊、ライダー、プリキュアで3年おきのローテーション組むとかした方がいい。