ある日、しんのすけはアクション仮面マスクを拾う。それを被ると、アクション仮面がしんのすけ宛に「アクションスパイになって欲しい」というメッセージが再生され、アクションスパイのエージェント・レモンが姿を現した。レモンにスパイとしての特訓を受けたしんのすけは、ヘガデル博士がアクション仮面から盗んだカプセルを取り返すべく、ヘーデルナ王国へと向かうことに。
劇場版クレヨンしんちゃん第19作目。今回はかすかべ防衛隊の出番がかなり限定的で、野原一家の活躍もかなり抑えめ。昨年の嵐を呼ぶオラの花嫁はかすかべ防衛隊と野原一家がフル活躍だっただけに、イメージががらっと変わった作品となっていたが、これは監督交代の影響だろうか。だからといって面白さが減退したわけではなく、全体的にはミッション・インポッシブル的な雰囲気を漂わせつつ、その他の作品からのパロディ部分もあって楽しめた。トロロイモが溢れるように流れてくるところのシャイニング風は気付かない人もいるってば。ただ、ジャガー、マッシュの帽子のモチーフがイモだと気付かず、屁と結びつくのが遅れてしまって、なんだか悔しい。
今回のゲスト声優はジャガーとマッシュが関ジャニ∞の村上信五と大倉忠義、イツハラさんがなかじままり(市原悦子の物真似で)。さほど気にするほどのものではなかった。むしろ、ゲストヒロインのレモンが愛河里花子だったということが驚き。