ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#24 来世邂逅<終>

 阿福や服部半蔵らの見守る前で弦之介と朧は最後の戦いに挑む。満身創痍でまだ目の開かない弦之介の前で朧は自らの胸に刀を突き立てた。弦之介の目が開いたとき、そこにはすでに倒れた朧の姿があった。弦之介は人別帖の朧の名前と自分の名前を消すと、「最後にこれを書きたるは伊賀の忍者・朧なり」と記し、朧を抱いて自決した。
 「そして誰もいなくなった」。誰一人残ろうと角が立つし、何より共に表の世に出んとしていた朧を失っては弦之介には今からを生きていく意味もなかったんだろうねえ。でも、そこは甲賀の頭領として生きるという選択をしてほしかった。