ひまわり、センスねぇぇぇぇ!
今回はコミカル作画が多く、話もいつも以上におバカ方向だった。西洋忍者が捕まるところとか、ヒメジ以下みんなやりすぎよ。
小さくされてしまったひまわり以外4人だが、特に幼ヒメジがカワイイ。幼ゆすらは変化がないように感じたが、次回予告と比べるとやっぱりかなり縮んでるな。もとが小さいと損だね。
試験管ベビーの話の回想は第1話のものだったのだろうけれど忘れてた。そういえばそうなんでしたっけか。あざみが途中まで出てなかったのはてっきり男子校からの潜入者だからDNAいらないもんだと思ってたんだけれど、やっぱり試験官ベビーなのは一緒だったっぽい。
変装の達人・武智先生がひまわりを飛行機事故から救った人だった模様。校長が「ひまわりとハヤトを守ってくれて云々」って言ってたことと飛行機内の描写から見ると、この里で一番大事なのは試験管ベビー達ではなくてひまわりなのかも。ひまわりが一番いい遺伝子で作った子供だったりしてな。
#09 サムデイ イン ザ レイン
みくるにマフラー巻いてもらってるキョンへのやきもち、下校風景、カーディガン、あっかんべー。今日のハルヒはキチ要素より萌え要素が強かった。いや、そりゃいきなり冬の寒空に二駅隣までストーブを取りに行かせるっていうのはどうなのかということはあるけども。着せ替えされまくりのみくる、素晴らしきイエスマン古泉、ひたすら読書の長門、と普段はいっつもあんなことやってんだろうな。さりげなくキョンを気遣う鶴屋さんってのも良かった。
事件は起きず、異世界の何やらがあるわけでもない静かな回だったが、SOS団の日常を覗き見るようでとても興味深かった。で、今回長門は一言も喋ってなかったのね…。台詞無しでもカーディガン一枚でハルヒより萌えを提供する女、それが長門。大活躍だねッ。
#09 さらば!香田あかり
香田回。香田の役作りをみんなで大誤解の巻。絵里子の証言がなけりゃ「また香田かよー」って話だったのに。もう「あっちの世界」「青山」で笑い転げたよ。みんな思考がとことんネガティブ方面にしか働かなくなってるんだもんなぁ。香田の書き置き「さようなら」はねーよな、あんたわざとやってるとしか思えません。
絵里子が「助けてください!」で審査員特別賞て。徹夜パーティーだったから寝過ごしはあると思ったが、電車から降りられなかったか。うむ、残念。
で、揺り返しは行間を読めってことになるっぽい。あれだけ誤解させたら後が怖いね。
日本沈没(2006)
小松左京原作、樋口真嗣監督。1973年に劇場公開され、74年にはテレビドラマにもなった作品の再映画化。
「日本沈没」。日本、沈みません。
まずはあらすじ。
地球科学博士・田所(豊川悦司)が、日本はプレート活動の影響によりこのままでは沈んでしまうことに気付く。しかし、誰もそんなものは信じずにバカにする。ところが、実際に北海道が東西に割れたり九州で火山が噴火しまくったりしてあらびっくり。田所の「プレートを切断する」というアイデアが実行に移され、かなりの犠牲は出たものの、日本はなんとか助かり、復興していくだろう…ってなお話。
つっこみどころがありすぎて困る映画だ。
九州での地殻変動で阿蘇山が噴火。ちょうどその上空を飛んでいた首相(石坂浩二)の乗る飛行機が巻き込まれて首相行方不明。噴火の前兆ぐらい読めませんか。そして危なそうなのにそんなのの上空を飛ぶんじゃない!
列島各地で火山が噴火、海沿いは沈み、六本木ヒルズは倒壊、大阪は水の底。沈没が食い止められたとしても復興は無理なんじゃないですかそれは。
田所のアイデアを説明するのに、ラーメン鉢を置いた新聞紙を用いて説明。そのまま新聞紙を引っ張ると鉢は落ちてしまうが、途中で切断すれば鉢は落ちない!ってそれとプレート活動を一緒にしても大丈夫なもんだろうか。
etc.etc...
しかし、災害救助を行う自衛隊や東京消防庁は立派なもので、兵器が出るたびにちゃんと名前が表示される。実にわかりやすい。N2爆弾がいったいなんなのか説明もされないままだったのとは大違い。さすが栄光の自衛隊です。
ちなみに、ジャンルはパニック映画ではなくてラブロマンスかラブコメ(コメディにしか見えない)。
って今日の試写を見てきた人に語ってもらいました。本人いわく「これはひどいものを見た。今晩はうなされる」だそうですが、話を聞いてるととても面白そうでした、トンデモとして。自衛隊スキーな方にはたまらない映画になっているのかもしれません。
日本以外全部沈没とあわせて見てみたい。
追記:http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060530#p1にて取り上げられ、コメントを受けている内容がこちらの文にあるようなので補足しておきます。N2爆弾〜のくだりは自衛隊の兵器との比較で、プレート切断に用いられる爆弾(これがN2爆弾)が「核と同様の威力を持つ」程度の説明しかないまま用いられていることを批判しております。私はエヴァを見たことがあるので話を聞いたときに「ああ、N2爆弾ね」と思ったのですが、見た人間は知らなかったので「そんな兵器が説明もなしに使われていて意味がわからん」と言っていたということです。
泥の河
先日亡くなった田村高廣が自分の中ではこれが代表作だとした作品らしい。
舞台は昭和30年代の大阪で、子役はオーディションで選ばれたとか。そのせいか、けっしてかわいいって印象ではないけれど、生のナニワっ子の印象が強く感じられてよい。登場する町並みは、自分が生まれた頃にはもう無かった風景ではあるが、なんだか懐かしさを覚える。ただ、主人公の子供の友達は河川生活者で、その母親はずっと船にいて客を取っていたり、暗い側面も描かれている。気まずい感じの中、去っていく船をずっと追いかけるラストシーンはしっとりと「ああ、いい映画を見たなぁ」と思わせた。
原作(宮本輝の小説)既読の母曰く、原作よりもよくできた映画。