監視カメラ映像すら書き換えて警察を翻弄するサイバー犯罪集団が暗躍し、香港警察はかつて追跡のエキスパートだった黄徳忠に頼ることになる。黄は監視カメラの普及で廃止された追跡班を再編し、新旧の技を組み合わせて犯罪に指名手配犯・“影”が関与していることを突き止める。さらなる追跡で黄らは身分を偽り“影”への接触に成功するが、“影”は警察による接触であることを見抜き逆に罠を仕掛けていた。
黄徳忠役がジャッキー・チェン、“影”傅隆生役がレオン・カーフェイという香港スター共演作。2007年の香港映画『天使の眼、野獣の街』のリメイク作で、カーフェイは香港版で“影”に相当する陳重山を担当。オファーに対して「再演はしない」と断ったが、ラリー・ヤン監督が「再演にはならない役にする」と説得して三顧の礼で迎えたとのこと。2013年には韓国で『監視者たち』としてリメイクされていて、その韓国版の要素も拾いつつアレンジされているらしいので、ぜひそちらも見たい。
すでに一線のアクション俳優ではなく、アクションもやる俳優に退いたジャッキー。実際、“影”の子どもたちが見せたアクションのスピードに比べて加齢は否めないのだが、レオン・カーフェイとともに年寄りならではの見せ方があって、とても味わい深い。ジャッキー、出続けるならこういう路線の方に出てほしい。