ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#10 戦友ハ皆、消エ行クモノ也。

 ゆら公株の下げが止まりません。C3部を抜けてそのらから離れ、“勝ちを至上とする”凛のいる明星女学院サバゲー部に入部。ひたすら「自分はどうすればいいのか」と暴走し続けたゆらは、凛から「自分の存在を他者に認めさせたいだけ」と痛烈な言葉と戦力外通告を受ける。
 24時間大会に向けて資金を集めた文化祭の第6話をピークに、7話でそのらが襲われてゆらの暴走がスタート。まだ着地点が見えませんが、そのら先輩はといえば何やらアメリカに帰ってしまいそうな雰囲気。唯一垂らされたれんとからの蜘蛛の糸も振り切ってしまって、ゆらの戻れる場所がない。
 6話までのぱっぱらサバゲー部アニメを続けていたら、ごく少数の好きな人だけが応援する地味アニメだったのに、誰得シリアス展開で味方がどんどん討ち死にしているように思える。最終話までワクワクさせるという意味では成功の構成だが、あまりにもゆらが救われない。ゆらのキャラ付けはアニメを見ている視聴者と重なる部分が多々あり、それだけに、とても見てられないという気持ちがわいてくる。誰だよシリーズ構成いい加減にしろ、と思ったらスタッフ欄に記載が無い。うーん……花田先生のラブライブ!誰得シリアスでもラスト2話だけでしたよ。それですら、なんでラスト2話にかぶせるんだとか、わざわざシリアス入れるなと叩かれたというのに。
 別にシリアスするなってのではない。娯楽作品であるからには、シリアスを続けながらも、「あー暗かった。でもまぁ、今回もアレが見られたし良かったか」と思える何かアレがいるんじゃないすか。ちょうど、マクロス7が9月末でバンダイチャンネル見放題から外れるので一気見中。こちらも中盤にバサラが歌は敵に届かないかもしれないと放浪するパートがある。それもかなり長くて、作画もタレてきて辛いけれど、それまでバサラがなぜ戦場で歌うのか理解していなかったミレーヌとガムリンがバサラを追いかけ、通じていないかと思っていた敵のプロトデビルンであるギギルが歌い始め、バサラはダメでも確実にその影響が周囲に及んでいる、それに必ずバサラは復活するという確信があるから見続けられるけど、ステラにはそれがないのだもの。ただただ、落ちていくゆらを見ていくしかない。そのら先輩は手をさしのべない。助けてれんとちゃん!