ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ベルセルク 黄金時代篇III 降臨 【R18+版】(2013)

 @梅田ブルク7 シアター1。映画の日で1000円のおかげか、それともR18+が気になったのか、満席。
 シールケレイプならぬキャスカレイプ。原作既読で展開を知っていても、再起不能のグリフィスの姿には心が痛いし、蝕での鷹の団全滅には心折れるし、フェムトによる凌辱はあるし……。R18+になってでも作ったということはまったく妥協していないということ。展開ごとに軽く感想を書いていくと、
 開始:わはー、R15とR18ってどう違うんだろー?
 鷹の団をバーキラカが襲撃:戦闘シーンのクオリティがどんどん上がってきている気がする!ただ、相変わらず作画シーンとCGモデル動かしているシーンの差は大きい。これは作画クオリティが高すぎるせいで目立つのだと思うので、きっと贅沢な悩み。
 ガッツ×キャスカ:R18+指定の理由は「セクシャル表現」なので、たぶん原因の1つはここ。乳首描いたらいまR指定になるような感じはしているけど(少なくともテレビ放送で出すのは難しい)、陰毛も規制厳しいのだろうか。それよりも、性器こそ描かれてないけど完全にセックスしてると分かるからアウトなのか。そりゃするさ!原作よりキャスカがエロ可愛かった。
 グリフィス救出行:ここは唯一のストーリー改変ポイントで、バーキラカとの2戦目は削除。ただ、この2戦目、かつて鉱山で働いていたピピンが粉塵爆発を用いて一行の危機を救う活躍シーンだったのだが……。ピピンは蝕での活躍もそれほど目立つ方ではないので(珍しくしゃべるけど)、ここは残して欲しかった。
 絶望する鷹の団:もはや再起不能のグリフィスを見ているのが辛い。グリフィスがキャスカを押し倒すシーン、キャスカが嫌がったのは、どう見てもグリフィスに犯す意志が見えた=勃起していたからだよな、あの描き方だと。でも、手足の腱を切って全身の皮を剥ぎ、切り取った舌はお守りにしていたほどの変態拷問官が、グリフィスのちんこ見逃すとは思えないことに気づいて、ちょっと悶々としている。
 グリフィスは以前はキャスカのこと、まったく女として相手にしてなかったのに、ガッツが抱いて女っぽくなったんでしょうかね。
 蝕:ガッツがグリフィスに触れたところから不思議空間へ突入。この時点で絶望感は相当なモノなのだが、「捧げる」からの化け物の群れはもうほんと勘弁してください。劇場のすべての客が息をのんでただただスクリーンを見つめていたのを感じた。咳払いも聞こえなかった。最後にはフェムトに転生したグリフィスによるキャスカ凌辱があるわけですが、そのエロさはR18+に納得。前戯から描写してるんだもん、ただの触手モノのアダルトアニメですよこれ。もう、とにかくエロい。と同時に、特に年齢制限もなくあれだけやっていた剣風伝奇ベルセルクってすごかったんだなという驚きもある。髑髏の騎士vsゾッドで、それまでは落ち着いた声だった髑髏の騎士が完全に征服王イスカンダルになっていて、この人が勝つと確信した。
 蝕後:テレビ版では蝕の後は一気にガッツの旅立ちシーンに飛ばされた(と同時に第1話の冒頭にも繋がっていたはず)と記憶しているが、こちらは「黄金時代篇」以降の映像化もありそうなので、白痴化したキャスカやら、不用意に外に出たガッツが闇の者に襲われたりして、ちょっと間延び感。でも、最後にドラゴン殺しを背負い、黒い鎧を身につけた隻眼のガッツが歩いてくるところで締めたのは、最高に格好良かった。
 きっと続きを作ると思うが、たぶんそのときは少し巻戻って、ドラゴン殺しのあたりの話もやるだろう。すでにオープニングにファルネーゼセルピコ、シールケがいるから、そこまではやってくれないとね。いつスクリーンにシールケレイプが来ますか?冗談はともかく、スタッフのベルセルク愛というか、「規制されるからやめとこう」なんて考えずにやれることはやるという意志を感じるので、ぜひ続きも頑張って欲しい。