ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#07 野暮でござった

 梅造に「政はやせ衰え、もう郷里へ帰るかも知れない」と聞き、ようやくご隠居のもとへ向かった弥一は初めてご隠居と顔を合わせる。しかし、ご隠居はまるで弥一のことを知っているかのようなそぶりを見せるのだった。帰り道、弥一はご隠居の言ったまもなく江戸で働きをするという「白楽の九平」が自分の頭だと告げる。後日、療養の礼に隠居を訪れた政之助は、隠居がかつて弥一と一度だけ顔を合わせていたことを知る。隠居は、九平の一味はことごとく打ち首になったものの残党がいたらしいと語り、弥一には気をつけろと釘を刺す。また桂屋の用心棒に戻った政之助だったが、以前諍いを起こした浪人とまたぶつかってしまい、木刀で勝負することになるが、見物人が集まってしまったので逃げ出してしまう。そのことは桂屋の姐さんの耳にも入っていた。一度、弥一とやってみろという姐さん。弥一が匕首を手にすると、政之助は思わず真剣に手をやってしまう。弥一の気に押された政之助は、幾度か出会っている八木の道場へ向かうが、八木は今日は墓参りだから道場はナシだという。
 どんどん話が転がり始めた。政之助の睨んだとおり、弥一は盗賊の出。政之助には見えていないけれど、視聴者からはかつて旗本の家から拐かされた少年が弥一らしいということがわかっているので、なんとなく一本の道筋がつながってきた感じ。八木が墓参りしていた友人の名前も弥一。これは、かつて弥一少年の家にいてよく相手をしてくれたという使用人の弥一のことだろう。井戸に落ちての事故死というのがどうにも気にかかるが…。