ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

東のエデン劇場版II Paradise Lost (2010)

 物部が一部セレソンJUIZを破壊したことで、自分のJUIZも安全なわけではないことを知った滝沢。帰国後、滝沢は空港からは一緒に行けないと咲に告げ、JUIZを守るために動き始める。一方、ゴールデンリングを咲に渡して母親を捜して欲しいと頼む。咲は滝沢の母親でかつて豆柴を連れていた女性・岩下あやに会いに行く。あやは滝沢が自分の子だとははっきりは認めなかったが、咲はあやが滝沢の母だと確信する。滝沢にそのことを伝えれば自分の前から姿を消してしまうのではないかと危惧する咲に、大杉は直接伝えようと告げる。
 JUIZを輸送するトレーラーに乗り込んだ滝沢はそのまま飯沼邸に乗り込み、自分が王様になって不満を引き受ける形になってもこの国を救いたいと語る。そして、故・飯沼総理の書斎から板津の作ったAIR SHIP(ケータイでIP電話を使えるツール)を使い、全国民に呼びかけはじめた。
 昨年11月に公開された東のエデン 劇場版I The King of Edenの続き、完結編。構想が膨らんで公開が2ヶ月延びたそうなのだが、ドンパチかましていたIに対して、IIはストーリー回収に回った感じ。リアルジュイス(亜東4姉妹)が出てきたり、JUIZを乗せたトレーラーを滝沢が強奪したりという盛り上がる展開もあったけれど、結局は滝沢に主張を全部語らせてしまっていて、もっと見せ方はあったんじゃないかと思う。単純に咲のものとに滝沢が帰ってきてハッピーエンドにはならないと思ったけれども…。ちょっと滝沢の演説が説教くさくて残念だった。