ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#01 絶刀・鉋

 刀を使わない剣術「虚刀流」の七代目当主・鑢七花と姉の七実は、父とともに流された流刑の島で暮らしていた。そんな島を“奇策士”とがめが訪れる。幕府は伝説の刀鍛冶「四季崎記紀」が打った千本の刀のうち988本を集めたが、残りの12本の刀こそが988本を試験に作られた完成刀であることを知り、とがめに回収を命じていたのだ。とがめは虚刀流六代目当主・鑢六枝の力を借りるべくやって来たのだが、六枝がすでに亡くなっていると聞き、七花に頼む。七花と七実はその依頼に戸惑うが、その12本のうちの1本「絶刀・鉋」を手にした真庭蝙蝠が、とがめと七花らを葬るべくすでに忍び寄っていた。
 西尾維新アニメプロジェクト第2弾は大河アニメ「刀語」。毎月1話ずつ1時間スペシャルを全12話にわたって放送するという形態はおそらくアニメ史上に前例のない試み。
 どうしても「化物語」と比較してしまうけれど、もともとキャラクターデザインも物語の色も異なる作品。それでも同じようなテンポを感じるのは、西尾維新の原作にある言葉遊びの多さなのか。絵はよくいえばシンプルなものだけれど、動いてみると力強いもの。きっちり1時間使い切ってエピソードを描ききっているので、そのあたりの不満もない。