ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

映画プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆ 奇跡の全員大集合! (2009)

 公開初日ってわけではないが、さすが土曜日昼過ぎの上映回。上映の50分前にチケットを買ったはずなのにすでに席は混雑気味で、20分前に確認しに行ったら完売してた。観客は親子連れが多数だが、お菓子の国のハッピーバースディ♪に比べると年齢層が上だったのかライトを振り回す子の数は少なめだった。
 ダンスコンテスト出場のため横浜にやってきたラブたち。道に迷ったりするうちに、強大な力を求めるフュージョンの巻き起こした混乱に巻き込まれ、プリキュアに変身して戦うが、折しも、他のプリキュアたちも横浜に集っていて……。
 無印・MH、SS、5・5GOGO、フレッシュの4作品を無理なく混ぜるために頑張って練ったなぁとひしひし感じた。光の園と泉の園、さらにパルミエ王国とスイーツ王国の面々がそれぞれに顔なじみという設定はマスコット的にオッケー。プリキュアたちの正体が周囲にバレてないことを考えると、ある程度日本の各地のプリキュアたちってことで納得もいくし、今後オールスターズでやることはないかもしれないけれど設定的にはやりやすくなったんでは。
 プリキュアは以前からアクションに定評のある作品だけれど、この映画もその例外ではなくて、無印OPでのブラック&ホワイトの鉄骨着地→正面睨みを全員で決めてくれたのは鳥肌モノだった。なぎさ、ほのか、ひかりはチョココロネを買った後の日常シーン以外はすべて変身バンクシーン以上に可愛く描かれていて、愛されているなぁと思った。また、さすがに最近まで2年間活躍していたプリキュア5は出番も多かった。これは個別必殺技を持っていて、中盤で使いやすいという理由もあったかもしれない。サファイヤアローとシューティングスターは2回使ってたぞ。Splash Starとフレッシュもそれぞれに出番がないわけではなかったし、バランスは悪くなかった。
 敵はザケンナーからホシイナーまでの4つをあわせた「フュージョン」。最終形態がツルッとした人型なのは過去の悪役でも見た形態なのであんまり目新しくないが、強さを求めるとこうなるのかなぁ。各種形態のザケンナー、コワイナー、ウザイダー、ホシイナーがわんさか登場してたので、バリエーションとしては多彩だった。
 唯一シリーズで見切った形のSplash Starもこれを機会に見直してみたい。
 ちなみに、後年見直すと「大集合」といいつつ14名しかいないので「少なっ!」という印象。フレッシュ以降、毎年のように4名~5名のプリキュアが追加されていったからね。そしてプリキュア同士は初顔合わせでお互い名前(素の名前も変身後も)を知らないので、名前を呼ぶシーンがなくて「大変だなぁ」とも思う。一度知り合えば「○○ちゃん」「○○さん」で進められるんだけど。
 やっぱりキュアパインの変身決めポーズ(ジャンプして両足折り)はあざといけどかわいいんじゃ~。