ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

ヤッターマン(2009)

 @なんばパークスシネマ シアター7
 櫻井翔福田沙紀ヤッターマンとしての活躍を期待して見に来た人はちょっと期待はずれだったかも知れないけれど、深田恭子三悪の活躍を楽しみにしていた人にとってはアタリの映画。初代ヤッターマンのフォーマットをかなり忠実に守っていて、ドロンボーたちが「天才ドロンボー」を歌って踊りながらメカを作ってくれたのはとても嬉しかった、が、そういうのを知らずに見たらいきなりヘンな踊りが始まったようにしか見えず戸惑うかも。
 もとのヤッターマンがそうであるように、主役はほとんどドロンボー、特にドロンジョ様だった。さすがにポロリはなかったけれど、しっかりお風呂シーンがあって大人観客にサービスサービス。ボヤッキーはよりドロンジョへの思いが強く描かれていて、空回りも多かったけれど感情移入しやすいキャラだった。トンズラーは特徴を出しづらいからか、ボヤッキーを「ボヤやん」と呼んでサポートする役割へ。この3人は静止画でも動いていてもいい感じだった。
 一方、元から存在感は薄いヤッターマン。1号はドロンジョとのロマンスもあったりなかったりで物語のキーになっていたんだけれど、やはり2号は存在感を見せるに至らず。ドロンジョには1号を巡って恋のライバルと見られていたみたいだが、作中での活躍してなさはちょっと悲しいものがある。これはゲストヒロイン・海江田翔子がいたからヤッターマン側の女性分が多かったせいかも。アイちゃんの露出がない分、この翔子が太ももを露出したり鼻血を出したりと奮闘していた印象。
 メカはヤッターワンヤッターキングが登場。ともにカラーリングが変更されていたが、オモチャ然とした白+赤+青は見栄えがよくないからなのだろうか。赤いヤッターワンはちょっとアレだったが、シルバーのヤッターキングは最後の戦いにあわせるために急いで作った感があって良かった。
 ドクロストーン争奪戦がストーリーの軸なのでヒヤヒヤする展開にはならないが、かといってただの一本調子でもなく楽しめた。ただ、全体的に下ネタが多く散りばめられていて、大事なものが消えてしまうところでパチンコ店のネオンの「パ」が消えてしまうのはともかく、バージンローダーvsヤッターワンでのバージンローダーのやられ声にヤッターワンが興奮して突撃、キスまでしてしまうのはちょっとやりすぎてる感じ。
 小原乃梨子たてかべ和也笹川ひろしが寿司屋の客としてやってきていたのは驚いた。八奈見乗児がいなかったのは単なるスケジュールの都合なのかね。