テオーリアを手に入れてカイトが願ったのは「遍く生物を滅ぼす」こと。それを止める術はテオーリアの力をなくしてしまうことだけだが、そのためにロストテクノロジーから生まれたものはすべて消滅してしまう。ドミニコフたちとの別れは確かに哀しいものだ…が、アナ&ユナはまだ仲間入りしたところだし、もうちょっと日常エピソードでもないと感情移入の余地がない。
結局、アリタは国を守りミラノともうちょっと一緒にいることを選んだってことでハッピーエンドではあるのだろうが、じゃあカイトはどうしたんだとか、色々放置してるな。
アクションものとしては並かちょっといい出来、お話としてはちょっとひどい。朴璐美の良質な勇壮な演技は見所があったけれど、GyaOの感想で書かれていたとおり声は入れ替え無しでマーダープリンセスな小清水亜美と、なんか百合な雰囲気を醸し出す朴璐美の組み合わせで見てみたかった。
全6話のOVAだが、1クール分でも尺があればあのアンドロイドたちももっと活かせたのではないかという気がするだけにとても惜しい。