ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#25 幕間『ヒトハアヤシ』<終>

 本来4クールあるはずだった話を2クールに縮めたせいで駆け抜けたような最後の数話だが、そのおかげかすごい密度で話が進んでとても面白かった。裏切ったかに見えた元閥の漢神を使って往壓を竜から人に戻したあたりはびっくりです。本当は元閥と西の者についての話がもっとあっただろうから、元閥が裏切ったとは思えないという展開になっていたのかもしれないけど、結果本当に裏切ったかもしれんなぁと思ってしまった。おかげで、宰蔵もあそこで死に、往壓とアトルは異界に囚われるようなバッドエンドかと思ったよ。
 放三郎を含めて全員分の(鳥居まで含めて)漢神を出し切ったのは最終回ならではだなぁ。小笠原さんが剣を捨てて殴りにいったのは笑えました。ここまで来て武士の象徴である刀を捨てちゃうのか!
 往壓がアトルを救うのではなく、アトルがそばにいることで往壓が救われているんだという往壓の告白には笑ったし、それでいいといったアトルはええ子だなぁと。自分たちの地位や名誉しか考えない老中連中に比べ、日本のことを考える鳥居とか、もっともっと見たかったかな。打ち切りは本当に残念。前半が冗長すぎたかな…。