ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

.hack//Roots #26 Determination<終>

 ハセヲの、そしてタビーの"決意"。
 フィロが居なくなったのはガンで余命8ヶ月だったから、か。それをおくびにも出さず、全部を整理して待っていたなんて、前のハセヲには重かっただろうな。今のハセヲにはそれを受け入れるだけの余裕がある。ずいぶん変わったものだ。1クールぶりにまともになった。
 リアル志乃をリアルハセヲが見舞っているらしいのをリアルタビーが目撃したというのが先週三郎との話で出たが、タビーはそれで看護師になることを決意したらしい。リアル進路をそんなことで決めてしまっていいのかわからんが、きっかけは意外なところにあったりするからね。
 一方、データにない謎の敵は今も沸いていて、八咫によってAIDAと名付けられていたが、三爪痕みたいな奴が他にも二体ほどいるらしい。全く解決させる気なし。
 オーヴァンは自分を殺させるためにハセヲを育てていたのだろうか。
 ハセヲとタビーのくだりは最終回であることを実感させたのだが、そのあとは何も解決しておらず、長々とハセヲが志乃のことを回想して何かを決意するところで終わり。要するにゲーム買えよってことか。

 その後、.hack//G.U.のほうのムービーを確認。ゲームの方はどうもCGっぽさが若干気になったものの、クオリティが高かった。これを見てからアニメ版なんて見られない。このレベルのものをアニメでやってくれれば満足できたのだが、あの程度の内容にされてしまっては宣伝以下であると言わざるを得ない。ハセヲが「認めてもらうためには強くなるしかないんだ」と考えて行動していたらしいこと、八咫やパイがただぼーっと眺めているだけの人ではなかったことなど、もっと描かなくてはならないことは沢山あったのではないのか。
 .hack//Rootsは単体としては凡作であったが、ゲームと連動したアニメであることを考えるならば駄作、よし見なかったことにしよう、という作品だ。(ゲームの宣伝かよ、という点については.hackシリーズ全てそうだろうからRootsだけの問題ではあるまい)