ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#08 進路!

 進路調査票を出していなかった唯。何も思いつかない唯は澪や紬の意見を参考にしようとするが、何も参考にならず、結局「未定」として提出した律とともにさわ子に呼び出される。そのころ澪と紬は和とともに音楽準備室で昔の唯についての話をしていた。当時に比べると唯がだいぶマシになったという和は、それが軽音部のおかげだという。一方、結局調査票の記入内容がダメだといわれた唯は、将来の夢を考える。
 唯がクラスメートに聞き込みをしていたのには感心したけれど、進学にせよ就職にせよ未来像が何もでてこないか。みんなの中の唯のイメージは本人そのままではあるけれど、それってすごく残念な子だよ。残念というか、ここまで来るとお花畑だな君は。さわちゃん、もっとしっかり指導してあげて。

超・電王トリロジー EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル(2010)

 「仮面ライダー電王」映画第5弾。テレビシリーズでは侑斗が愛理を救うために、最後のカードを使って仮面ライダーゼロノスに変身したことで愛理含め周囲の人々から侑斗の記憶が消えてしまったが、シリーズのヒロインであるハナは侑斗と愛理の娘であることが明かされている。そこで視聴者が気になる「では、侑斗と愛理はどうなるのか?」というところをちょっと埋めてくるお話。

#09 In Your Memory

 分身と同化して意識を失ったままの奏を介抱しつつ、音無は自分が死んだときのことを克明に思い出していた。音無が乗った電車はトンネルの崩落事故に巻き込まれてしまい、音無は10人弱の人々とともにトンネルの中に閉じ込められてしまった。けが人の手当をしつつ、全員で生き残ろうとリーダーシップを発揮した音無だったが、内臓損傷から救助隊が来るのを目前に命を落としてしまっていたのだった。全てを思い出した音無に、奏は満足な気持ちになれたかと問う。奏はひどい学生時代を送った人間がやってくるこの世界で、人生は理不尽ではないと満足感を与え卒業(成仏)させていたのだ。その目的を初めて知った音無は、岩沢が消えていったこと、日向が消えそうになったことを思い出し、納得する。そして、奏と協力して戦線メンバーを満足させてこの世界から卒業させるために動き始める。
 この世界の謎がようやくほぼ明らかになった。音無が最初からストレートに奏に聞いていれば、奏はちゃんと答えてくれていたのかも知れないと思うとなんて回り道かと思うけれど、満足して消えていくことこそがこの世界の存在する理由だったわけだ。学校形式になっているのは、ここに来る死者が不幸せな学生時代を過ごしていたから。そういえば、過去のある程度わかっているゆり、音無、日向、岩沢、直井は誰も彼も学生時代はあんまり幸せじゃないか、そもそもそういう生活が存在していなかった。そうじゃない人は、きっと他の世界にいるんだろう。音無は「戦線のみんなを卒業させること」が目的になったから、消えるのは最後になりそうだけれど、日向はともかく、ゆりなんてどうやったら卒業できるんだろう……。

ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet、1968)

 イタリアのヴェローナにあるモンタギュー家とキャピュレット家は仇敵同士。何かあるとケンカを繰り広げては大公に面倒をかけていた。大公はあまりに両家の争いが絶えないことから、これ以上面倒を起こすようであれば両成敗することになると通告する。そんなある日、キャピュレット家で行われた舞踏会にモンタギュー家の跡取り息子・ロミオやその悪友マキューシオ、ベンヴォーリオらが潜り込む。そこでロミオはキャピュレットの一人娘ジュリエットに出会い、二人は恋に落ちる。ロレンス修道士の助けもあって結婚を遂げた二人だが、マキューシオがキャピュレット家のティボルトと騒ぎを起こす。ロミオはジュリエットのこともあり止めに入るのだが、そのためにマキューシオはティボルトに刺殺されしまう。さらに、逆上したロミオはティボルトを刺殺してしまい、ヴェローナから追放されることに。
 オリビア・ハッセーのジュリエットがあまりに可愛くて、ロミオがメロメロになるのも納得。二人が死ぬだけでも十分悲劇だけれど、その後の葬儀がさらなる悲劇感を際立たせている。