ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#09 研究されてる

 3点をリードした美丞大狭山の攻撃。三橋の言葉から、美丞大狭山の作戦を逆手に取った阿部はうまく三者凡退に抑える。打線も、分析された自分たちの姿を反省材料になんとかつないで2点を返す。読み合戦を五分五分に持ち込んだつもりの阿部だったが、リードにない球を投げてこない三橋ではどうしても偏りが出てしまい、5点目を許すことに。
 流れはまだ美丞大狭山から帰ってきていないまま。最後は急造の首振りサインを使って相手打者を翻弄したけれど、それだっていつまで通用するか。三橋は、そのサインのおかげで相手4番を三振に抑えたこともあり、阿部はすごいキャッチャーだとの思いを強くしている。それだけに、バッテリーの配球が読まれたせい(=阿部のせい)で失点したこの試合をなんとか勝ちたいという気持ちでいるが、一方の阿部は三橋のその真意にまでは気付いていなかったり、まだこのバッテリーはちぐはぐなところがある。
 桐青の河合が、捕手・倉田の不自然な動きに気がつき、呂佳がスタンドからサインを送っているのではないかと疑うが、呂佳にうっとうしがられる。実力者である宮田をライトに回し、自分の言うことを聞く倉田を捕手に回しているのだから、そりゃやましいだろうね。宮田の肩で1点を阻止してはいるが、もし最初からスタメンマスクなら……。

劇場版トライガン Badlands Rumble

 伝説の大強盗ガスバックに狙われるという噂が立つ、流砂に囲まれた町マッカ。ケプラー市長は町を守るために荒くれ者を集め、ガスバックの賞金目当てに次々と賞金稼ぎたちが町にやってきていた。保険査定のため町を訪れたメリルとミリィはその状況に驚愕する。しかも、一行の中にはヴァッシュ・ザ・スタンピードの姿もあった。破壊と大惨劇の予感に恐れおののくメリルはなんとかヴァッシュを町から追い出そうと説得を図るが、当のヴァッシュは例によって涼しい顔で、女賞金稼ぎのアメリアにちょっかいを出してばかり。そんな中、ついにガスバック一味が町へと現れてしまう。そして、なんと一味の中にはウルフウッドの姿が……。
 90年代最大級の人気キャラクターであるヴァッシュを擁するトライガンが10年ぶりぐらいのおひさー。アニメが放送されていたころのトライガンの人気っぷりは凄かった……というと今は凄くないみたいだけれど、本当に当時は凄かった。
 90年代作品の復活というと、近年でいえばスレイヤーズREVOLUTIONスレイヤーズEVOLUTION-Rを思い出し、ああ思い出は美しいままにしておきたかったと悲しくなったりもしたけれど、トライガンはそのあたり心得たもので、原作を知らなくてもアニメシリーズを知らなくても単発作品として十分楽しめる。事実、自分はアニメシリーズは見てなかったけれど、すげぇ楽しめた。痛快アクション劇っつーのか、ヴァッシュであればきっと大丈夫って前提もあるし、どんな無茶でも笑ってみていられるというか。