やっぱり生きていたか中居屋。まるで蒼鉄の本のおかげで(せいで)生きていたような口ぶりだ。
一座のピンチにやはり駆けつける耀次郎。霧の化け物たちは火に弱いので無事撃退だが、弱点があっても強いよなあれ。斬れないのに向こうの攻撃はあたるってのは卑怯だわ。
#08 仇討本懐なる
蒼鉄が首をかすめとったために中居屋のたくらみは成就せず、勝と西郷は争いは無益であるという結論に達する。一座はついに黒幕であった中居屋を討ち取ったが、首を奪った蒼鉄は去る。一座も蒼鉄も目的は達したわけだが、今後どう動くかだな。
耀次郎と神無の戦いは面白かったな。剣対銃で、ひたすらに弾を切っていくわけでもなく(切ったけど)、広い屋敷を用いての攻防。この二人はいつか決着をつけねばならんだろうよ。
#07 蒼鉄動く
蒼鉄も壺を作り、しかも中身はないはずなのになんか動いている。中居屋と会談も持っているし、この人は一座を使って首を手に入れてどうにかしようとしているんだろうな。中居屋の方は西郷と勝をおさえたが、江戸を焼け野原にでもしたいのだろうか。
秋月耀次郎にかかる期待が大きいのだが、いったいどこへ行ってしまったのやら。
#04 裏疑獄異聞
雑賀の末裔はさすがの仕事人だな。芝居に乗じて舞台上に乱入したまでは上手かった。あの位置に爆薬を仕掛けてあったのは屋根裏からの狙撃が失敗したことも想定に入れていたわけか。神無の邪魔さえなければ完遂できていただろうに。
芝居の方も面白そうだったなぁ。ストーリーは先日の針尾との件だからわかってはいるんだが。
#03 石鶴楼都々逸
なるほど、針尾はあくまで実行犯で黒幕が中居屋なら話は繋がってくるな。秋月と赫乃丈、辿り着くところは同じか。
#01 凶星奔る
イノセント・ヴィーナスが近未来幕末ものなら、こちらはSF幕末ものか。
まずテーマにしている幕末は鉄板ネタなのだが、それだけではなく中身もしっかり面白そうなところは感じさせていて期待十分。遊山赫乃丈一座の名乗りがハッタリきいててよい。