ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

劇場版 境界の彼方-I'LL BE HERE-未来篇(2015)

 自分が何者なのかもわからなくなった未来の姿に、秋人は「血の宿命も忘れるならその方が良いかもしれない」と考えて、思い出すきっかけにならないように未来を避ける。一方で、未来は秋人のことが気になるが、遠ざけられていることも感じていた。そんな中で、ひょんなことから未来は自分がただの人間ではないことに気付いてしまう。
 過去篇で、あれだけハッピーでピースフルなラスト直前まで行きながらの急転直下。その延長線上で、秋人の気持ちを理解している視聴者としては、未来を遠ざける気持ちもわからんでもないわけです。だから、未来覚醒の「ああー、そっちに振り切れちゃったかー」からの「どうやっても悲劇かよ」という感覚には絶望した。そして、落ち着くべき所に落ち着く、と。