ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

第七章 エピソード12 大いなる遺産(2015)

 @大阪ステーションシティシネマ
 前立腺肥大で倒れた警視総監の後釜に警備部長が推されるが、総監になるためには後顧の憂いである「大いなる遺産」を何とかする必要があった。それは、南雲隊長や後藤隊長が隠したという「警備部が吹っ飛ぶぐらいの大ネタ」だった。
 前半にここまでの総集編がある親切設計だけれど、ここまでの内容は一貫して何かを追いかけてきた話というわけでもないので、ナレーションで「特車二課を巡ってはいろいろな陰謀があり、そのたびになんとかしてきたが、いよいよ本格的に圧力がかかり出す」と言えば済む話ではある。総集編パートでは直接的な戦闘はかなりカットされていた……というよりも、レイバーの出てくるシーンの多くは整備や出撃に充てられていて、「実戦」に相当するシーンは実は多くなかったんだなーって。GA★PAとか……。その分、長編劇場版「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」に残った力を投入したと考えていいかな?
 なお、THE NEXT GENERATION パトレイバーは初代(機動警察パトレイバー)の約20年後を描いていて、野明や遊馬らは話に出てきたりシルエットが出たりするけれどきっちり出てくるのはシバ・シゲオだけ、だったのだが、ここへ来て南雲隊長(後ろ姿)と柘植(顔は出ず)も出てきた。が登場、後藤隊長もシゲさんの話の中の人物としてではなく、後藤田隊長の電話相手として出てきた。「首都決戦」予告編にはしのぶさんの声(榊原良子)もあったので、いよいよ初代とリンクしてきた。「機動警察パトレイバー2 the Movie」の20年後を、改めて映画でやろうというのか。