大阪ステーションシネマ スクリーン2
「地球か……何もかもが懐かしい」という締めへ向かっての最終章。
ガミラス側の切り札としてのデスラー砲、ヤマトのガミラス帝都への到達とガミラスの人々を守るための波動砲、スターシャとデスラーとの関係、コスモリバースシステムに宿った古代守の記憶、ガミラス軍最後の抵抗、雪の死と復活、地球への帰還……。いま要素を思い出すだけでも背筋にゾクゾク来るものがあるし、実際、映画館では目頭と目尻から熱いモノが伝った。隣に座ってた見知らぬ中年男性はハンカチを出すことなく、手のひらでしきりに顔を拭っていたし、それぐらいに震えの来るものだった。細かい演出にいちいち震えさせられる。
スターシャの願いを受けてコスモリバースシステムを持ち帰ったヤマトだからこそ、「再びの船出」なんてことはあり得ないわけで、2199はシリーズとしては他に広がらないし、広がらせてはいけない。