ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

シャッターアイランド(原題:Shutter Island、2010)

 連邦保安官のテディ・ダニエルズはシアトルから来た相棒のチャック・オールズとともに、精神病患者ばかりが集められた”シャッターアイランド”へやって来た。彼らの目的は、この島にある病院から脱走したレイチェルという患者を見つけることだったが、同時にテディにはかつて住んでいたアパートに放火して自分の妻を殺した男・レディスを探すという目的もあった。島の医師や看護師たちはあまりテディたちに協力的とは言えず、テディたちはレイチェルを見つけられず苦労することに。しかし、嵐があった翌朝、灯台の近くでレイチェルが見つかったという。一体、この島では何が行われているのか…。
 「この映画のラストはまだ見ていない人にはけっして話さないでください」「登場人物の目線や仕草にも注目しましょう」といった事前注意まで行われたこの映画、その理由は最後まで見ると納得がいく。途中で謎に気がついた人にとってはだらだら長いだけの映画だったかもしれないが、自分は女医の登場あたりで再混乱させられ、最後の最後に「やられた」と思ったので、非常に楽しめた。事情を知って思い返してみれば、チャックのちょっと不審な行動も、みんなのテディに対する行動も納得がいく。こういう映画はCMでぶつ切りにされての地上波放送は意味がないと思う。