ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

映画ドラえもん のび太の人魚大海戦 (2010)

 スキューバダイビングをしたというスネ夫をうらやましがるのび太に、ドラえもんは架空水面シミュレーター・ポンプと架空水体感メガネを使って町中を架空の海に沈めて遊ぶことに。しかし、そこに偶然、人魚族の姫・ソフィアが迷い込んでしまった。人魚族はかつてアクア星に住んでいたが、アクア星が怪魚族に汚されてしまったため地球の海に移り住んだ異星人だった。「人魚の剣」が怪魚族に狙われていると知ったドラえもんたちは、宝と地球の海を守るために戦いを決意する。
 ドラえもん映画30周年記念作品で、子どもも多め…だったのだが「こわい」「おうちかえる」と泣く子の多いこと多いこと。このレベルで怖いんだったら魔界大冒険のメジューサやら宇宙小戦争のドラコルルなんて耐えられないよ、がんばれ。女王オンディーヌに真矢みき、メジーナ博士に温水洋一、助手のサッカーナにさかなクン、怪魚族のトラギス司令官にケンドーコバヤシとタレント起用をしつつも、ヒロイン・ソフィアに田中理恵、ハリ坊に飯塚雅弓と声優も起用。まぁ、だからどうってことはないけれど、イマイチお話は面白味に欠ける。怪魚族と人魚族というよそ者対決からドラえもんたちが浮いているというか、そういう話は他にも少なくないのに、この違和感の正体がよくわからない。ドラえもんは子供たちの共感の対象であり、ヒーローではないということなのかなぁ。