ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

牙狼〈GARO〉 神ノ牙-KAMINOKIBA-(2018)

 「闇を照らす者」「-GOLD STORM- 翔(劇場版/テレビ版)」に続く道外流牙の物語。GS翔に出てきたジンガ(神牙)がそのままサブタイトルになってるように、ジンガの物語でもあるか。「闇を照らす者」以来に猛竜&哀空吏も登場。牙狼〈GARO〉シリーズはこの手の過去キャラクター活用がうまいと思う。また、各キャラクターの見せ場もそれぞれに用意されているのも素敵。……鎧を貸した件は忘れよう。
 結局、ホラーたちが狙っていたのは月をゲートとしてホラーの始祖・メシアを地上へ呼ぶことだったようだが、ゲート生成は牙狼によって食い止められた、というハッピーエンド。ただし、エンドロール後に魔界らしきところでジンガがメシアに戦いを挑むシーンで映画が終わっており、なにがどうなったのかはよくわからない。流牙と莉杏の物語としてはオチてるんだけどなー。

#01 封神の書

 原作は「お噂はかねがね」って感じだが、まともに読んだことはない。それでも、明らかにアクセル全開でいろいろぶっ飛ばしてることはわかる。今回の内容は単行本第1巻7話分に相当するとのこと。単行本が全23巻なので、2クールなら、ほぼ1話で1巻(原作約7話分)を消化していくペース。BLEACHみたいなバトル回が続けばあっという間だろうけれど、ストーリーものでこのペースは、「原作をすべてやる」ことを優先するあまり、「ここだけは入れて欲しかった」と原作ファンが思っている描写が落とされてしまうのではないかと心配。すでになってるっぽいんですが。実際のところ、未読者のワイからすると、「ペースはえーなwww」以上の感想だと、妲己日笠陽子と申公豹・鳥海浩輔がいい感じだねえ、ぐらいしかないです。どこまでも「声優アニメ」って感じ。
 四不象が櫻井孝宏で、そんな不穏なキャラだったかなーと思ったらAパートで妲己の誘惑に負けて裏切っててワロタ。寝て起きたらチャーム効果が解けてたのは、永続ではないってことですな。あるいは、妲己から離れると効果が薄れるのか。そうでなきゃ四不象、二度と戻ってこないから困るけど。

ゲド戦記(2006)

 たとえ金曜ロードSHOW!でCMが入ろうとも、面白い作品なら気にすることなく熱中できるのだが、「ゲド戦記」は全体的にぼんやりしてしまう印象。アランの心の戦いという筋はあるのになぁ……。特に、クモの館での戦いに場面が移ってからは、舞台は絞られるのになぜか集中力が途切れて、とてもラストまでもたない。気付いたらテルーが竜になってしまうので、何度巻き戻したか。映画館で集中して見ればまた感想は違うかも。
 声優を使わないキャスティングはここでも引き継がれているが、アラン役の岡田准一ハイタカ役の菅原文太をはじめ、みんなうまくはある。だからこそ、これでストーリー面というか、演出面の不足がなければ、いい作品だった……のでは。