ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

超劇場版ケロロ軍曹 誕生!究極ケロロ 奇跡の時空島であります!! (2010)

 冬樹のもとにもたらされたケロロ型のモアイ。それを元の場所へ返すべく、冬樹はケロロと二人でイースター島に向かう。折しも、島の近海ではアクアクという古代のバケモノが復活したところで、冬樹たちは精霊イオやラナとともに、アクアクと戦うことに。
 ケロロ映画を鑑賞するのはこれが2本目。ケロロ映画の興行はだんだん悪化しているらしいけれど、ふだんケロロを見ない自分からしてみれば昨年の「撃侵ドラゴンウォリアーズであります!」よりは楽しめたけれど、ケロロ小隊がわかりやすく活躍していたからかしら。
 イオは本城雄太郎が、ラナは松元環季が熱演。本城雄太郎がヤンゴ@ザムドの時よりもさらに成長していた。松元環季は言うに及ばず。

超電影版SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors (2010)

 董卓ザクの悪政に苦しむ三璃紗で、劉備ガンダムたちが義勇軍として立ち上がる。劉備の持つ龍帝剣を狙う董卓は鎮江将軍・胡軫ギャンを向かわせる。
 BB戦士のアニメを久々に見たのでなんだか懐かしさで一杯。三国志モチーフはもうお腹いっぱいなところがあるな…。劉備たちの使う技の名前がまたスゴくて(例:星龍斬、鬼牙百烈撃、爆裂大雷蛇)胃もたれしそうだった。面白いけどね。

明日に向かって撃て!(原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid、1969)

 無法者ブッチ・キャシディサンダンス・キッドは鉄道強盗や銀行破りを繰り返していたが、やがてユニオン・パシフィック鉄道社長の怒りを買ってアメリカ選りすぐりの保安官たちに追われる羽目になる。どこまで逃げても追ってくる保安官たちに、ブッチたちは馬を捨ててまで逃げるが、いよいよ滝に追い詰められる。二人は川へ飛び込んで窮地を脱し、ボリビアへと高飛びする。そこでも強盗をして金をかせぐ二人だったが、やがてボリビアは国を挙げて二人を追い詰め始める。
 「スティング」の4年前の作品で、マフィアを出し抜こうとするどこか明るい話だったスティングに対して、こちらはどこまでも破滅の香りが拭えない。ラストシーンのストップモーションも印象的だけれど、ブッチとサンダンスを追ってくる刺客たちが遠くからは映されるものの、決してどういう人々なのか映らないあたりが追い詰められている感じをかき立てられて心地よかった。
 TOHOシネマズなんばのスクリーン7、中前列中央という絶好の場所取りで見られて幸せだった。

北北西に進路を取れ(原題:North by Northwest、1959)

 広告会社社長のロジャー・ソーンヒルはホテルのロビーで「ジョージ・カプラン」という人物に間違われて誘拐されてしまう。待ち構えていたタウンゼンドと名乗る男は、カプランではないと言うロジャーの言葉を信じず、交渉に応じないロジャーを事故を装って殺害しようとする。なんとか命からがら逃げおおせたロジャーは、真相を知るために国連にいるというタウンゼンドに会いに行くが、出てきたのは全くの別人で、しかもタウンゼンドはその場で刺殺されてしまう。交通違反から一転、殺人の容疑者になったロジャーは、カプランを探してシカゴへ向かう。そこで、なぜか捜査から自分をかばってくれる女性イヴと出会う。
 観客はロジャーと同じ立場で一体何が起こっているのかわからないままにこの事件に巻き込まれ、ようやく概要が見えてくるのはタウンゼンドが偽物であったとわかるあたりから。ここで、カプランは実在しない人物として組織(FBI)が作り上げたもので、そのせいでロジャーが狙われているとわかる。しかし、FBIはロジャーを助けようと動かないため、ロジャーは自力での解決を求められる。そこでイヴのように助けてくれる女性が出てくればそりゃうっかり誘いに乗ってもしまうわよ。
 しかし、ロジャーを助けようとしたのはイヴの独断だったわけで、その理由はどうやら一目見て気に入ったからだったらしく、結局世の中顔だよねって取れなくもないな。オーノー。
 自身の映画ではどこかにちらっとカメオ出演しているヒッチコック、冒頭に出てきたバスの乗客としての登場はわかったけれど、列車の中に女装して紛れ込んでいたとは……。