ヨタ話

無名アニ関民のアニメ&映画ライフログ

#12 審判の日

 ヘルマンとアマンダの救出は全1班と2班メンバーの命を贄として捧げてのもの。ブラッドとアルビンのために戻りたいという気持ちはわからんでもないが、それこそなんのためにあれだけの隊員が死んでいったんだ。ヘルマンの怪我にいたっては完全に無意味だぞ。マレクを一度救えなかった分、XATのみんなを救えなかった分、生き抜いてウォルフを倒し、ザーギンを倒すのがアマンダの使命であり、義務だろうが。いい加減、そのおめでたい考えを改めろ。死は救いだがね。
 どう見ても次回が最終回なんですが…大丈夫か、2クール目。

#12 ラブ アタック!

 第1期#21「学園祭宣言!」がそうであったように、得てしてまるまる一話ネタ回だと見せかけた回にこそターニングポイントがあるもの。最近のナイトメア最強バトル展開にはちょっと辟易していたところだったので、キャラクターの魅力を存分に引き出した今回は久々に大満足の回でした。
 最大の転機はジェレミアの発動させたギアスキャンセラー。もはや狂人状態だったジェレミアが再登場した時にはまともに見えたのは調子を戻したとかではなく、V.V.によってギアスが解除されたせいか。せっかくミレイ会長のイベントのおかげで学園公認カップルみたいな感じになったルルーシュとシャーリーだったのに、ゼロの正体がルルーシュである事実を思い出して関係はどうなるんでしょうな。マオにさらわれて利用されたりしたくだりも思い出したんだろうなぁ…。
 学園でルルーシュをサポートしているのはヴィレッタとロロと咲世子だが、咲世子は天然なだけではなくてルルーシュ周辺がおもしろくなーれと狙っているようにしか見えないわ。ロロはあまりのけなげさに、本当に弟にしてあげればいいんじゃないかと思うわ。アーニャがナイトメアを持ち出してきたのには吹いたが、ルルーシュの影武者のことを知ってどうするだろう。あの子どもの時の写真といい、個人的にルルーシュに興味があるだけだったらまたそれはそれで面白いけども。
 ブリタニア王族が国を割るような内紛を(見た感じ)起こしていないのは、皇帝とシュナイゼルの圧倒的な能力はもちろん、オデュッセウスの存在って大きそうな気がする。よくもまぁあんな個性的な兄弟が山ほどいる中の長男ながら穏やかで争いを好まない性格になったものだ。これですべての黒幕だったら見事な芝居ですぜ。そういえば、第1期#24「崩落のステージ」以降行方不明だったコーネリアが再登場。黒の騎士団の味方ではないとしても、ルルーシュの敵ではないポジションになるかもしれないな。
 次回もナイトメア戦ではないようでなにより。日本独立とシャーリーとのデートを同列で語らないで欲しいが、ルルーシュにとってはそれぐらいデートが難しいイベントだと感じられるってことよな。じっくり戦略を練るよろし。

#21 友情たっぷりみんなでお弁当!

 6人いてまともに弁当が作れるのはりんちゃんとミルクだけですかー。のぞみができないのは予想の範疇だが、かれんの浮世離れっぷりとか普段学校で見せている顔以上じゃないか。ようかんを入れようとするこまちは困りものだし、カレー味で整えようとするうららは普段何を作ったりしているのか気になるわ。その点、ミルクはさすがお世話係です。

浅野道場復興会 大阪大会レポート

 無限の住人アニメ完成記念試写イベント、「浅野道場復興会」の大阪大会に行ってきました。以下、イベント内容のレポートです。記憶を頼りに書いているため、ちょっと不明確な部分があるかも。

第1部、トークショー

13時30分イベント開始。司会は馬場尚子(フリーアナウンサー)。ゲストは原作者の沙村広明、監督の真下耕一、シリーズ構成・脚本の川崎ヒロユキ、天津影久役の野島裕史。沙村氏はイメージ通り、ちょっと神経質そうな雰囲気。真下氏はもっと芸術家肌の気むずかしそうなタイプかと思ったら意外とおしゃべりな人でした。


沙村:何度かアニメ化の話が来てはポシャっていたので、脚本ができてキャストが決まり「マジかよ!?」と思った。作品には男性的な部分と女性的な部分があるが、真下監督は女性的な表現がうまい。満足の出来。
真下:オファーは我々が何度目かのものだそうだが、作品を作れて嬉しい。女性的な表現は「無限の住人」にもともと内包されているものだと思う。
川崎:8時50分東京発の新幹線で来たよ。真下監督率いるビートレインは、ハードルを自分たちで上げて挑戦していくようなところがあったので、脚本もそれに負けないようにとがんばった。長い話を全何話、一回何分と区切るためにはあっちの要素をこっちへと持ってきたりしないといけなくて、かといってただカットするだけでは要素が抜け落ちたりするから大変。
野島:大阪は初めて。ただでさえクオリティの高い原作を、ビートレインがハードルを上げて作るものに最終的に声を入れるということでプレッシャーがあった。業界でも作品のファンは多くて、「あの役はやりたかったよー」という周りの声もあって、がんばらねばと。


 沙村広明が自分の外見をモデルにしたキャラクターがいるということをスタッフに話したところ、そのキャラクターが登場する時に「声をやってください」と言われて「ちくしょー、余計なことは言わなければよかった」と思った。ということで、沙村広明声優挑戦の様子が上映されました。沙村の役は風車売りで、セリフは「八文」と「まいど」の二言。いきなり台本を持たずにマイクに向かう沙村に一同騒然。そして実際にやってみると「はちもん↑」「まいど↑」にブースが爆笑。「はちもん」の「もん」の部分があがる発音をしていたので、音響監督が「はち↑もんという発音で」と言うと「なまった方が面白いかなと…」という沙村。初アフレコでいきなりのアドリブ。普通の発音バージョンも録った上で、真下監督はなまりのあるバージョンを採用。このシーンは第10話で、カットの絵は一昨日ぐらいに完成したところらしい。


 次に、「無限の住人」ファンだというよゐこ有野からのメッセージVTR。東京で暮らしていたとき、近所の本屋で新刊が出るたびにポップが出ていて気にはなっていて、3巻が出たときに"だまされたと思って"買ってみたらファンになったという有野。以後は新刊が出るたびに買うようになって、手元の単行本はみんな第一刷らしい。軽く第22巻の内容をしゃべって「まだ読んでない人はゴメン」。イベントだから言えるが、無限の住人は女性が魅力的なので、たぶん中学生ぐらいの時に出会っていたらシコってたと思う。アニメも見てみたが、結論は「沙村広明はエロい」。

これを受けて、
沙村:ぼくがエロいんじゃなくて真下監督がエロいんです、って話をしたのだが、やっぱり原作者がエロいという話になってしまった。
真下:作っているスタッフとしてはエロいとはあんまり思ってないですけどねえ。
川崎:エロいといっても、「艶」ですから。


今日のイベントは「浅野道場復興会」、そのイベントに声優陣から唯一参加したのは天津影久役の野島裕史
野島:浅野道場というと僕の演じる天津がぶっ壊したところ。なんで僕が(選ばれたのか)とも思った。今日は万次も凜もいないのでおとなしくしときます。


30分ほどのトークショーが終わり、第1話の上映会へ。
真下:映像と音楽と物語、三位一体の素晴らしい作品になっています。ぜひ第1話を見て下さい。


このあと4人は新幹線で名古屋へ移動して名古屋大会に出るらしい。

第2部 第1話「罪人」上映会

 オープニングは「ああ、真下監督作品だな」とわかるいつものテイストながら、迫力やスピード感が3倍増しぐらいになっていた。ついさっき「エロいとは思ってない」と言っていたのにどう見てもエロエロです。
 本編は状況説明はそれほど多くないけれど見ていれば話はわかるという感じの作り。内容は序幕(第1巻)のもので、凜と天津も顔見せ。川崎ヒロユキの言ったとおり「艶っぽい」絵だった。万次と斎藤辰政の対決はオープニングの動きほどではなくても(そりゃ当然だけど)感心させられるものだった。
 エンディングはオープニングがエロかった分、万次中心で男臭い作り。でもやっぱりぱっと見て真下作品だなとわかる。


放送はAT-Xで7月13日から隔週日曜日、DVDは第1話第2話収録の第1巻が8月29日発売なので、みんな見てね!買ってね! という感じでした。